作品350 Boing F/A-18E Block II Super Hornet


Boeing F/A-18E Block II Super Hornet
米海軍   ハセガワ   1/72
F-18C Hornetの戦闘能力を強化し航続距離をアップするために発展させた機種。
航空自衛隊の次期主力戦闘機候補の一つとなっている。
第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115 'EAGLES')のCAG機で、2011年に米海軍航空100周年記念を迎えた記念塗装機。



第1298話 米海軍航空100周年機完成2
セガワ製「米海軍航空100周年コンボ」キットのVFA-115 “Eagles”のCAG機も完成しました。

この機体も横須賀基地を母港とする米海軍第7艦隊所属の空母‘GEORGE WASHINGTON’(CVN-73)に搭載され、厚木基地に駐留する第5空母航空団(CVW-5)に所属するものです。
この機体は第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115 “Eagles”)のCAG(Commander, Air Group)機で、航空団指令の名前が書かれています。
CAG機は空母航空団に所属する航空隊にそれぞれ1機ずつあり、いずれもカラフルな機体塗装になっています。
なお、2004年当時の第5空母航空団所属の各航空隊を2009年5月1日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


今回製作したハセガワ製「米海軍航空100周年コンボ」キットは、単座型のF/A-18E、複座型のF/A-18Fとも最新のBlock II になっており、チムニーダクトや前輪カバーの形状が変更されていたことは評価できます。
ところがデカールオフセット印刷)の発色と定着性が良くありません。
今回完成した機体も垂直尾翼に描かれた鷲の部分が下地のブラックに影響を受けて映えません。
垂直尾翼の縁取り部分は下地にデカールと同じイエローとホワイトのラインを塗ってありますが、鷲の部分はブラックのままでデカールを貼ったため明らかに色合いが違ってしまいました。もう少し色を濃くするかスクリーン印刷にならないものでしょうか。
ちなみにキットの箱絵に使われている実機写真では光線の具合のためか垂直尾翼の縁取りと鷲の図柄及び海軍航空100周年の文字の色がオレンジ色になっています。ところが完成したキット色はイエローになってしまうため印象が違ってしまいます。
デカールの定着性については、このキットに限らず最近のハセガワ製デカールは糊が弱いためか定着性が悪く、貼り付けたあとで剥がれたり中が浮いてくるものが多く見受けられます。
デカールの定着性を高めるためにマークセッターを使用する必要があり、さらに完成後スーパークリアー半光沢(Mr.COLOR #181)でコーティングしないと剥がれる心配があります。


セガワのデカールは単体で購入しようとすると、キット価格の半分程度する物があり、価格に見合う品質にしてもらいたいものです。