第1287話 米海軍航空100周年機製作1


プラモ製作とブログ記事について悩んでいましたが、読者から頂いたコメントで悩みが解消しました。
昨日からプラモ製作に復帰し、ハセガワ製「F/A-18E/F SUPER HORNET ‘U.S. NAVAL AVIATION CENTENNIAL COMBO’」に取り組み始めました。


今回のキットは今月11日の「厚木基地フレンドシップデイ」記事で紹介した厚木基地に駐留する第5空母航空団がアメリカ海軍航空100周年記念として記念塗装した機体をモデル化したものです。
当日の記事でも紹介しましたがVFA-102 “Diamondbacks”の102番機とVFA-115 “Eagles”のCAG機の2機がセット化されています。


VFA-102 “Diamondbacks”の102番機の機体は複座形の「F/A-18F SUPER HORNET」でVFA-115 “Eagles”のCAG機は単座型の「F/A-18E SUPER HORNET」になり、いずれもブロック2(正確にはローマ数字2)又はブロック2に改修した機体になっています。
ブロック1とブロック2の外見上の大きな違いは、機体上面にある排熱ダクトの形状が異なっており、キットもこれを再現してくれました。

  
ブロック2の排熱ダクトをチムニーダクトと呼び、空力学的に排熱効果を改善したそうです。


最初の作業は組立説明書に書かれた機首両側面のパネルラインの修正です。
これもブロック1とブロック2の違いなのか、最初から違っていたのかよく判りませんがハセガワの考証のこだわりが感じられ素晴らしいと思いました。
パネルラインの修正は不要となったパネルラインを消し、一部形状を変更するところと菱形の突起を削る作業になります。
パネルラインを消す方法は凹んだ部分に瞬間接着剤を流し込み固形後修正しました。


改修前のオリジナルと改修後のパーツを並べて比較しました。
改修箇所と改修したところを黒く着色してあります。
・左側面の改修箇所

  
厚木基地で撮した実機の左側面です。
レドーム境界右側に小さな菱形の突起がありません。

  

パイロットが操作している所にキャノピーの開閉スイッチが有りました。
このパネルの右上の角が斜めにカットされています。

  
・右側面改修箇所

  
VFA-115 “Eagles”のCAG機の右側面です。
キャノピー下の菱形が2個重なった突起が見あたりません。(この部分は組立説明書に記述がありません)


VFA-195 “Dambusters”のCAG機“Chippy Ho”の写真です。
レドーム境界左側に小さな菱形の突起がありません。