第1285話 寒川神社流鏑馬神事


昨日 寒川神社で開催された武田流による流鏑馬神事に行ってきました。


9月16日に開催された鎌倉の鶴岡八幡宮流鏑馬にも出かけており、連続参加となる事で家族に少しばかり申し訳ないと思っていました。
たまたまシャッターエラーが発生する障害で修理に出してあったデジタル一眼カメラが前日に戻ってきたこともあり、テストするという口実で出かけました。


私は寒川神社に行ったことがなく、寒川神社流鏑馬が行われることも知りませんでした。たまたま鶴岡八幡宮流鏑馬の記事をブログにアップするときに流鏑馬の流派について調べているなかで今回の行事を知りました。

JR茅ヶ崎駅で相模線に乗り換え宮山駅まで行きましたが、久しぶりに電車のドアの開閉を自分で行いました。

宮山駅から寒川神社には徒歩で10分程の距離でしたが大変立派な神社で感心しました。
相模国一之宮という社格を持ち、古い歴史と格式を持っているそうです。


10時半頃寒川神社本殿前に到着し、早速参拝をすませました。
本殿の写真が絵のようになってしまいました。



本殿横の馬場では流鏑馬の練習を行っていました。
練習にあわせて場所取りとアングルテストを行いました。



11時頃には練習が終わり、流鏑馬神事が開始される2時まで炎天下で待機することになりました。
周りにはカメラを抱えた流鏑馬マニアが大勢来ており、様々な情報交換を行っていました。


2時から流鏑馬神事式次第に従い神門前で各種行事が行われていましたが、馬場にいる私たちは見ることが出来ませんでした。


しばらくして馬場に奉行や射手などが入ってきて行進が始まりました。
この頃になると私の周りはカメラを構えた人などでいっぱいになっており身動きが出来ません。
このため窮屈な体勢で写真を撮らざるを得なくなり困りました。


9名の射手が二手に分かれ6頭の馬に騎乗して馬場を駆け抜けます。この間、3個の的を次々に射抜いていきます。
最初は奉射(ほうしゃ)というもので檜板に五色の丸を描いたものを的としています。
私の席は2番目の的の近くであったため、スタートと1番目の的はよく見えません。



二の的へ矢をひきました。


二の的に見事に命中しました。


別の射手も見事命中


射手の連続した動きです。





馬場を駆け抜けたあと、元の場所に戻る姿は射手も馬も大変凛々しくカッコイイです。





繰り返し射手が駆け抜けて行きます。






次は競射(きょうしゃ)という競技で、小さな土器を2枚重ねたものの中に五色の紙切れが入ったものが的になっています。命中すると土器が割れて紙切れがパッと広がります。


見事命中し紙切れが舞いました。


続いて三の的の準備に入ります。


全ての競技が終わり神門前で凱陣(がいじん)の式という儀式が行われました。


最後の直会式(なおらいしき)で整列した射手の後ろ姿です。
鹿革の行縢(むかばき)と太刀の尻鞘(しりさや)が伝統を感じます。


9月16日に開催された鶴岡八幡宮流鏑馬小笠原流流鏑馬の作法に則っておりましたが、今回は武田流流鏑馬に作法に従って行われました。
作法の違いはよく判りませんでしたが、射手の装束や馬の装具が違うことだけは明らかです。どちらがカッコイイか私は敢えてコメントしません。
鶴岡八幡宮流鏑馬記事は9月17日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)