第1278話 厚木基地フレンドシップデイ


昨日、厚木基地で開催された米海軍航空100周年記念・第5空母航空団フレンドシップ デイに行って来ました。


2001年9月11日に発生した同時多発テロの10周年前日に開催された事もあり大変厳しい入場規制が行われており驚きました。
開場は12時に予定されており、入場口から基地周辺に大変な人の列が出来ていました。


開門前から基地警備の人が列の人達に向かって「入場には住基ネットカード、住民票、パスポート、外国人登録票又は本籍地が書かれた被保険者書のどれかが必要で、本籍地の記入がない新しい運転免許書では入場出来ません。」とアナウンスしていました。すると列の後ろから「このために大阪から来たのに今さら帰れるか!」と大きな声が飛んでいました。
開門され、入場口での検査が開始されました。


事前のアナウンスどおり厳格に書類検査が行われており、入場を断られる人が続出しています。私も本籍地の記入がない運転免許書と、ある団体が発行した本籍の県名が記載された「管理技術者受講証明書」を差し出したところ入場出来ないと拒絶されました。
どうすれば良いのか聞くと事前のアナウンスどおりの説明がありました。
更に交渉したところ、年齢を聞かれたので「昨日64歳になったばかりです。」と言うと「おめでとうございます。高齢な方は救済があるかもしれないので一番端にいる検査官のところに行って下さい。」とのこと。
一番端の検査官と交渉した結果、次回から正規の書類を用意するということで入場出来ました。
高齢だから許されたということにプライドが揺らいだが、入場出来ずに帰るよりましという結論に達しました。
書類検査後、米軍の簡単な持ち物検査があり、その周辺にはカービン銃を構えた米兵が警備しています。


入場するのに肉体的にも精神的にも疲れてしまい、駐機エリアまでの足並みが重く感じました。


駐機エリアには第5空母航空団所属の機体が並べられていました。


厚木基地は他の基地の展示と異なり、機体に直接触れる事が特徴ですが、逆に機体の全景を撮るには他のカメラマンが邪魔になると言うジレンマがあります。

VFA-102 “Diamondbacks”はCAG機でなく、102番機が展示されていました。


CAG(Commander, Air Group)機とは空母航空団に所属する各部隊に1機ずつある機体で、現在は派手な塗装のものが多く航空団指令の名前とDCAGの名前が書き込んであります。他にCO機があるようです。
第5空母航空団の現在のCAGの氏名と所属部隊マークです。


102号機には海軍航空100周年のマークが小さく描かれていました。


“Diamondbacks”のCAG機は離れた駐機エリアに他の機体と並べられていました。


VFA-27 “Royal Maces”はCAG機が展示されていました。


空中給油プローブを出した状態にしてありました。


VFA-115 “Eagles”もCAG機が展示されています。
垂直尾翼先端に「EFR!」と書かれており、これは部隊のモットー”Eagles Forever Rule” (イーグルスは永遠に君臨する)を表わしているそうです。


機体側面に海軍航空100周年のマークが大きく描かれていました。


機首部分に描かれたマークは同時多発テロで犠牲になったニューヨーク市消防局を忘れない事が書かれていました。


VFA-195 “Dambusters”は三沢基地でも展示されていたCAG機“Chippy Ho”が展示されていました。


“Chippy Ho”のキャノピーが開いています。


VAQ-136 “Gauntlets”もCAG機が展示され、コックピット内部を見せる演出を行っていました。


空気取入れ口の前に海軍航空100周年記念公式マークが描かれていました。


VAW-115 “Liberty Bells”は603号機が展示されていました。


HS-14 “Chargers”は620番機で、ロービジで得意の絵が描かれていました。


VRC-30DET.5 “Providers”は22号機が展示されていました。


米海軍の軽輸送機UC-12Fの胴体には海軍航空100周年を示す”CENTENNIAL OF NAVAL AVIATION”の文字が描かれています。


UC-12Fの垂直尾翼には海軍航空100周年記念公式マークが描かれていました。



機体の周辺には多くのカメラマンと各部隊が関連グッズを売る売店を配置していることもあり、良い写真が撮れませんでした。


そこで機体より人をテーマにまとめてみました。
昨日は良い天気であったこともあり大変暑く、翼の日陰で赤ちゃんを休める若いお母さんがいました。


子どもは元気に遊んであり、「はいポーズ」遊びのようです。


F/A-18Eの前脚と並んだスラリとした足。どちらが美しいと感じますか?
もちろん・・・・。


スラリとした足の持ち主です。


“Diamondbacks”の機体の傍でカメラマンのモデルになったパイロット

  
こちらのパイロットの肩には映画「Top Gun」で有名になった”FIGHTER WEAPONS SCHOOL“ 出身を示すマークが付いていました。パイロットのエリートなんでしょうね。


今回は駐機エリアに食べ物や飲み物の販売が行われておらず、入場門近くにある芝生のエリアまで戻らないと購入出来ませんでした。
今回のランチはチーズバーガーとチップスとビールのセットで800円でした。


ハンバーガーに使われているミートパティは大変厚く満足感があり、味も良かったように思いました。


ところが後になって喉が渇き困りました。塩分が強かったようです。
とにかく周辺にはバーベキューを焼く匂いやら煙が広がっていました。


私は今月4日の三沢基地航空祭に引き続き好天に恵まれ、日焼けで大変な状況です。