作品331 Northrop Grumman RQ-4B Global Hawk


Northrop Grumman RQ-4B Global Hawk
米空軍  プラッツ  1/72
米空軍の中高度・長時間滞空無人偵察機General Atomics RQ-1A Predatorの成功を受けて、更に高々度・長時間滞空無人偵察機として開発した機種。
1998年に初期型RQ-4Aが初飛行し、試作機がアフガニスタンの作戦に使用された。RQ-4Bは2006年8月に初飛行し2012年までに51機生産される予定。
アジア地域にはグアム島アンダーセン空軍基地に配属されている。



第1144話 Global Hawk完成
退職記念に息子からプレゼントされた“Northrop Grumman RQ-4B Global Hawk” が完成しました。


“RQ-4B Global Hawk” は高高度を飛行して軍事施設を監視する有人偵察機“Lockheed U2-R Dragon Lady” と同じ高度を長時間飛行できる無人偵察機(UAV)として開発されたものです。
中高度を長時間飛行する初の無人偵察機“General Atomics RQ-1A Predator” が偵察機から対地攻撃能力が追加され、多用途無人機(MQ-1)へと展開したのと異なり、RQ-4Bは高高度を長時間(24〜35時間)滞空して偵察を行う目的に限定されているようです。
(“General Atomics RQ-1A Predator”は2008年5月11日のブログで紹介しています)
中国や北朝鮮などの動きを高高度から監視活動する目的でグアム島アンダーセン空軍基地に配備されています。
偵察能力としては雲などの影響を受けない合成開口レーダーや高精度・高解像度の各種センサーを搭載し、これらのデータを地上に送る衛星通信用アンテナを機首の「おでこ」部分に収容しています。


福島第1原子力発電所の被害を超低空から偵察し、その情報を日本政府に提供したと言われていますが、偵察能力が明らかになってしまうためか一般に公表されていません。


今回製作したプラッツ社製の“RQ-4B Global Hawk” は部品点数も少なく、簡単に組み立てが可能ですが、綺麗に仕上げるにはパテ処理が必要なところがありました。









とにかく巨大な機体を理解できるように“General Atomics RQ-1A Predator” と並べてみました。


米空軍の主力戦闘機“Lockheed Martin F-16C Fighting Falcon” とも並べてみました。