第897話 光が丘美術館でモーツアルト


昨日、家内と練馬区にある「光が丘美術館」で開催されたコンサートに出かけました。
このコンサートに家内が衣装の製作やお直しをしているソプラノ歌手 加藤千春さんが出演しており、美術と声楽の競演を楽しんできました。
当初、JR新宿経由で地下鉄大江戸線終点の「光が丘駅」まで電車を乗り継いで行く予定でしたが、雨が降っていることもあり車で出かけました。
「光が丘美術館」には、開演時間の2時間ほど前に到着しました。
美術館は庭園に囲まれた漆喰作りの蔵のような建物で、周りの緑が久しぶりの雨に濡れてより一層美しさが増していました。





早く到着したのは、同じ敷地内にある「桔梗屋」という蕎麦屋で昼食を頂くためです。



桔梗屋」は埼玉県にあった養蚕農家を移築した建物で、内部は落ち着いた日本家屋の良さを生かした作りになっていました。




お蕎麦も美味しく、家内は「道楽そば」というキノコがたっぷり入った料理が大変気にいったようです。
  
同じ敷地内にある陶芸教室の建物も趣が感じられるものでした。

  

開場の少し前に美術館に入り、展示されている日本画や書を鑑賞してからコンサート会場に入りました。
会場となったところも「版画平家物語」という展示が行われているところで、多くの屏風に囲まれて美しいピアノが置かれていました。



 
今回のコンサートは「日本モーツアルト愛好会 第367回例会」という催しで、演目は全てモーツアルトの作品でした。
この「日本モーツアルト愛好会」は今年で設立30周年を迎えるとのことで、同好者の集いということもあり、家族的な雰囲気で進められていました。



出演者は、ソプラノ 加藤千春、バリトン 竹村淳、ピアノ 周参見夏子さんの3名でした。
下の写真は左から、竹村さん、周参見さん、加藤さんです。



演目は、歌曲、ピアノソロ、オペラ・アリアと二重唱と続き、最後がコンサートアリアという形で進められ、それぞれ数曲の作品が演じられました。




バリトンの竹村さんは昨年7月27日のブログで紹介したティータイム・コンサートにも出演されていました。


モーツアルトは有名ですが、愛好者のコンサートでもあり、私には馴染みがない曲ばかりでした。
頂いたプログラムに曲の解説がありますが、フランス語、ドイツ語、イタリア語で歌われた歌詞の意味が判ればもう少し感情移入ができたかも?