作品305 Dassault Rafale B

Dassault Rafale B
フランス空軍  ホビーボス  1/72
ミラージュ2000の後継機でデルタ翼カナード翼を組み合わせた最新鋭多目的戦闘機として開発された空軍向け複座型戦闘機。
Tiger Meet 2006”に参加した機体。


第878話 Rafale B 完成
HOBBY BOSS社製のDassault Rafale B(ダッソー ラファールB)が完成しました。
中国のHOBBY BOSS社のキットは今回で2機目ですが、想像以上の出来で感心しました。
多少修正も必要でしたが、樹脂成形技術及びデカール製作技術とも良好な部類に入ると思います。
また、縮尺が1/72の物にしては、細部の考証も良く行われています。


Rafaleを簡単に紹介すると、1980年代始めに西側諸国で戦闘機を共同開発する計画があり、フランスもこれに参加していました。
ところがそのコンセプトが空母艦載機を対象としておらず、フランスが目指していた空母艦載機への転用も可能なものとならないことから、この共同開発から脱退してフランス独自に開発したものがRafaleです。
一方西側諸国が共同開発した機種がEurofighter Typhoonとなりました。(2007年7月22日のブログで紹介
Rafale Bは空軍向けの複座タイプでRafale Cが空軍向けの単座戦闘機になります。
海軍向け空母艦載用単座戦闘機がRafale Mで本ブログの2007年4月11日の記事で紹介しています。


今回製作した機体は、NATO加盟国や一部旧東欧諸国も参加した虎をシンボルとした部隊が一同に集まる戦技競技会の“Tiger Meet 2006”に参加した機体です。
参考に2009年9月にベルギーのKleine Brogel ABで開催された“Tiger Meet 2009”に集まった機体の写真を見つけましたので紹介します。
http://www.airliners.net/photo/France---Air/Dassault-Rafale-B/1615770/L/
この写真には右からハンガリー空軍 Saab JAS39C、フランス空軍 Rafale B、スペイン空軍 F/A-18C、ベルギー空軍 SABCA F-16AM、スペイン空軍 MIRAGE F1CE、スイス空軍 F/A-18C、チェコ空軍 Saab JAS39C、ドイツ空軍の TORNADE IDSが写っています。
いずれも尾翼に派手な虎を描いた機体が集まっており、こんな場所に行って写真を撮ってみたいものです。