第803話 BAE Hawk 製作その3


BAE Systems Hawk 120Dの塗装作業を行いました。
今回は久々の失敗作になりそうです。
今回の機体は複雑な塗り分けが行われており、デカールもその一部としてブラックの部分だけが用意されていますが、デカールの品質があまりよく感じられません。またブラックの部分だけで22枚に分割されたデカールを綺麗に貼り合わせる事が困難に感じられたため最初からデカールを使用せず全て塗装により塗り分けることにしました。
最初にブラックから塗りました。

 
このブラック部分のうち必要なところだけ残すためデカールにマスキングテープを貼り、必要な形を切り抜きました。

  
切り抜いたマスキングテープをキットのパーツに貼ります。

  
このような作業を繰り返し、機体全体をマスキングしました。

  
なお、この作業中にキットのデカールに一部抜けがあることが判りました。
左右の空気取入れ口部分に貼るブラックのデカールが存在しません。デカールだけを使用してこのキットを実現できないと思いました。
操縦席周辺と垂直尾翼後部に塗料指示にあわせてガンメタルを塗りました。私はHUMBROLの塗料の代りにMr.METAL COLORの#212アイアンを使用しました。

  
アイアンを塗った上にマスキングテープを貼ってから残った部分にアルミニュームを塗りました。
ここもHUMBROLの塗料の代りにMr.METAL COLORの#218アルミを使用しています。

  
垂直尾翼の上部及び空気取入れ口の前部の一部にレッドに塗り分けられているため、この部分にMr. COLORの#158スーパーイタリアンレッドを塗りました。

  
一応基本的な塗装が終了し、アルミを塗った部分の磨きを行ってからマスキングテープを剥がしました。
更にアルミとガンメタルに塗った部分を安定化させるためにMr. COLORの#46クリアーを上塗りしました。
この作業が失敗の原因になってしまいました。
ブラックの塗り分け箇所がアルミの色飛びにより一部薄く感じられたために再度マスキングして塗装を加えたのですがクリアーが十分安定化していなかったのかマスキングテープにクリアーが移ってしまい、アルミの部分が「あばた」になってしまいました。大失敗です!


アルミの部分はいつも使用しているシルバーリーフ(タミヤカラーTS-30)を使用すれば良かったと反省しています。