作品277 General Dynamics F-16B Plus Fighting Falcon

General Dynamics F-16B Plus Fighting Falcon
米空軍  ハセガワ  1/72
F-16は1975年に米空軍に正式採用され、実用軍用機で世界初のフライ・バイ・ワイヤー(操縦桿の動きを電気信号に変えて制御する)方式を採用した戦闘攻撃機。韓国の群山空軍基地に配属された複座型機。



第640話 F-16B Plus 完成
セガワ製F-16B Plus が完成しました。
今回製作した機体は韓国の群山基地に駐留している米太平洋空軍第8戦術戦闘航空団司令官機の機体で対地攻撃用装備を取付けました。
韓国の群山基地に駐留している航空機は頻繁に日本に飛来しており、嘉手納基地などでも見られるようです。
主翼パイロンに取付けた2発の爆弾はGPS誘導型精密爆弾JDAM と呼ばれるものです。
主翼先端のミサイルはAIM-9L Sidewinder で、胴体中央には敵の防空レーダー網に妨害を与えるAN/ALQ-184 ECM Pod を取付けました。
これらの装備はアカデミー社製のF-16 のキットから流用しました。


F-16 は胴体と主翼を一体で成形されたBlended Wing Body と呼ばれる技術で製作されており、大変美しい機体となっています。
操縦系統には航空機として初めてフライ・バイ・ワイヤ方式を採用し、操縦桿の動きを電気信号に変えコンピュータの制御により昇降舵などを動かしており、軽快な運動性能と高い操縦性を実現しています。

F-16 の最初の量産機は単座型がF-16A で複座型がF-16B と呼ばれています。
複座型のF-16B は主にパイロットの転換訓練用に開発されたものですが、有事の際は単座型と同じく戦術戦闘攻撃機として使用できるそうです。
今回製作したF-16B Plus はF-16B の改良型で対地攻撃装備を取付けたときの安定性を確保するために水平尾翼の面積を30%大型化したもので、F-16B Block15 とも呼ばれています。
水平尾翼を大型化する前の物と比較出来る機体として、本ブログの2007年3月18日の記事で紹介したベルギー空軍のF-16A があります。
アンダーラインが付いた「紹介」の文字をクリックすると参照できます。