第639話 紫陽花めぐり


昨日家内と鎌倉の「成就院」という紫陽花で有名なお寺に出かけました。
今回は恒例のウォーキングだけが目的でなく、先日購入した新しいデジタル一眼レフカメラの慣らし運転を兼ねての紫陽花鑑賞となりました。
待望の新しいカメラを購入したのですがマニュアルをいくら読んでも理解できなくなりました。これも歳がいったためとあきらめ、読むより慣れるしかないと思い今回の慣らし運転となりました。

一時過ぎに家を出て、近くのコーヒー店に寄って軽い昼食をとることにしました。
コーヒー店の窓辺にあったヨットと灯台が最初の被写体となりました。

  

成就院」は鎌倉の極楽寺という駅の近くにあります。
家から極楽寺に向かう近道を事前に調べていましたが、まったく行ったことがない住宅地を抜けての道中で若干心配がありましたが、ウグイスやホトトギスの鳴き声を聞きながらゆっくり歩いて行きました。
あまり人が通らない木々に囲まれた小さな階段道では、リスが目の前を通過していきました。
階段道を降りた住宅地に着くと、そこには当初予定していた小さなトンネルがありました。
本来このトンネルを抜けた方から来る予定でしたが、どうやら道を間違っていたようです。

  
住宅地の細い道を抜けていると住宅の門の上でネコが気持ちよさそうに寝ていました。

  
極楽寺駅では、道ばたの紫陽花と江ノ電を被写体にして「絞り優先」で写真を撮り、背景のボケ具合を表現してみました。


極楽寺」を参拝してから5月17日の記事で紹介した「長谷の市」で見かけた民芸調縫いぐるみ「わるねこ」の制作元「萩工房」を覗いてきました。
工房では「わるねこ」が売り切れていましたが、ここで製作しているおじいさんと少しばかり会話してから「成就院」に向かいました。

成就院」は大変な人だかりでした。
特に由比ヶ浜海岸が見渡せる山門への階段には、両側に般若心経の文字数と等しい262株あると言われる紫陽花が今が盛りと咲き誇っていました。





  
成就院」を参拝してから「御霊神社」に向かいました。
途中の道ばたにあった郵便ポストも紫陽花に囲まれていました。

  
「御霊神社」の入口にある江ノ電の踏切で紫陽花を前景にして江ノ電の車両を撮す事にしました。
ここで始めて新しいカメラの特徴である1秒間6.3枚の連写を試すことにしました。
ところが電車は前方から現れるのでなく、背後から来たのでガッカリでした。
神社を参拝し、境内の古い御輿などを見てから再び踏みきりで電車を待って写真を撮りました。
この場所は同じ目的を持ったカメラマンが多く、良いポジションで写真を撮る事が出来ませんでしたがやはり連写の威力は凄いと感心しました。
  
上の写真から6枚目の写真が下の写真です。

  

「御霊神社」から「長谷寺」に向かいました。
途中の民家の庭先に時計草が咲いていました。


家内に時間を尋ねると「11時44分」といっていました。
更に「秒針もあったよね?」と私。
  
長谷寺」では紫陽花道が大変混雑しているらしく、待ち時間50分の案内を見てあきらめました。
大渋滞している大仏前を通り、家まで徒歩で帰りましたが、3時間のウォーキングで足腰が痛くなりました。
カメラの慣らし運転は、自分が考えた様な意図の写真にはなっておらず、更に勉強する必要性を感じました。