第552話 韓国軍F-5E用デカール製作


以前から韓国空軍のF-5E Tiger 2のロービジ塗装の機体を製作したいと考えていました。
それも2007年8月23日の記事で紹介した初期タイプの機首でなく、2007年2月12日の記事で紹介した機首が平らな後期タイプのものを製作したいのです。
ところがそのようなキットは私が知る限り存在していません。
2007年2月12日紹介のイタレリ製F-5E Swiss Tigerのキットをベースに韓国空軍のロービジ機を製作する計画を実行に移すことにしました。


私が製作したい韓国空軍のF-5Eをインターネットで調べた写真(http://cdn-www.airliners.net/aviation-photos/middle/1/6/5/1404561.jpg)では操縦席横に2頭の虎の絵が描かれています。
私の余りデカールのコレクションの中に、大変古いものですがF-5F用のハイビジ塗装用デカールにこの2頭の虎の絵がありました。
このカラフルなデカールをモノクロにする必要があります。
そこでこのカラフルなデカール元に市販のデカール用紙にモノクロコピーしてみました。


結果、意外に上手くいくことが判りました。
そこで、実機の機首に描かれたハングル文字のデカールも製作したくなりました。
実機に描かれた文字をパソコンで作ってみました。
写真から文字を拾い、インターネットを活用してハングル文字を探し出しました。

ちなみに書かれている意味は「提供」という意味であることが判りました。
これは、太平洋戦争中日本軍の飛行機に一般企業から提供された事を示す「報国」という文字が描かれたものがありましたが、これと同じ趣旨かも知れないと勝手に思いました。

コメントを頂き、意味が違っておりましたので修正いたします。
書かれている意味は「制空」という意味でした。


パソコンに入っている文字フォントの中から一番近いものを選び印刷しました。
ついでに垂直尾翼に描かれたマークもパソコンで製作してみました。
印刷した文字とマークを市販のデカール用紙にカラーコピーしてみました。


これも結構旨く行くことが判りました。
製作したデカールの表面を保護する為にクリアーを吹付けて一応完成としました。
実際に旨く使えるか現時点では確認されていません。