第486話 敢闘賞


11月7日のことです。
家内が「荷物が届かないから今年は落選したみたい」とポツリと言いました。


何のことか聞いたところ、雑誌「レディブティック」が主催している「リフォーム大賞」の紙上コンテストに出品した作品が戻ってこないので落選したらしいとのことでした。
そういえば、作品を出品するために作者の写真が必要とのことで、家内から写真を撮って欲しいと頼まれて写真を撮った事を思い出しました。
同時にこの時の作品も思い出しました。この作品はコーヒー豆が入っていた袋を利用した洒落たバックで、内張りや持ち手部分も含めて色々な端材を利用して製作したものです。
私は「お金も掛かっていない作品だし、しかたないね。次回しっかり準備して良い作品を出品したらいいよ!」と慰めました。

家内は昨年も同コンテストで「アイデア賞」を受賞したこともあり、今年も期待していたようでしたが、今年は十分な時間をかけられなかった事を反省している様子でした。
昨年の「アイデア賞」受賞は、昨年11月3日の記事で紹介しました。(アンダーライン付紹介をクリックすれば同日の記事が見れます)


翌日になって出品した作品が返送されて来ました。
「落選したものが送り返されてきた!」との家内の言葉は、少し落胆している様に感じました。
家内が荷物を開封して、中に表彰状の筒と立派なハサミが入っているのを見つけ、喜んで私に報告に来ました。
表彰状には「敢闘賞」と書かれており、私が表彰状を代読して家内に渡してあげました。
家内はハサミを新調したいと考えていた時に、立派なハサミがもらえたと喜んでいました。


早速家内は自分の作品が掲載された「レディブティック12月号」を本屋で購入してきて、他の方の作品も含めて解説が始まりました。私はそれを少しやかましく思いながら聞いていました。