作品246 Mig-15 bis Fagot


Mig-15 bis Fagot
ソビエト空軍  ホビーボス  1/72
ソ連のMIG(Mikoyan-Gurevich)設計局が開発し、共産圏諸国を中心に広く使用されたジェット戦闘機。
第2次世界大戦後ドイツから持ち帰った大量の先進航空技術を元に開発されたと言われている。
朝鮮戦争ではB-29爆撃機を多数撃墜するなど国連軍を相手に大活躍したと言われている。



第442話 Mig-15 bis完成
ホビーボス社製のMig-15 bisが完成しちゃいました。
以前からMig-15 bisは製作したい機種の一つでしたが、良いキットがありませんでした。
待望のキットとして期待していましたが、あっけなく終わってしまいました。
理由は、あまり手の掛からないパーツ構成になっていたことと、塗装もほとんどが金属地肌の無塗装であったためだと思います。
あまりにも簡単に組み上がってしまったため、パネルラインの墨入れも含めてウェザリングも行う気分になりませんでした。
本来なら思いっきりオンボロな姿になるように汚しを入れるべきかも知れませんが、今回はこれで完成としました。


Mig-15は第二次世界大戦後、ドイツから先進的な航空技術を持ち帰ったソビエトのMikoyan-Gurevich航空局が完成させた後退翼の実用ジェット戦闘機として有名です。
朝鮮戦争では、中国義勇軍のMig-15が投入される前と、後では大きく制空権が変わったと言われるほど大活躍したそうです。
まともな空軍を持っていなかった北朝鮮との戦いは、米軍を中心とした国連軍が制空権を握っており、空からの攻撃では国連軍が優位に戦っていました。
ところが中国義勇軍のMig-15が投入されてからは、第二次世界大戦で日本本土を焦土化し、原爆を投下したB-29爆撃機も、更にその護衛戦闘機P-51 Mustang(本年1月14日のブログで紹介)もMig-15の37mm機関砲の餌食になり、多くの被害を被ったそうです。
その後、米軍も同じ後退翼を持つジェット戦闘機F-86(昨年1月30日のブログで紹介)やF-9F(本年6月8日のブログで紹介)を投入してやっと優位に戦いができるようになったそうです。


以前ソウルにある戦争博物館に展示してある実機のMig-15を見たことがありますが、大変ごつごつした無骨な機体が印象的でした。