作品245 Mcdonnell Douglas F/A-18C Hornet


Mcdonnell Douglas F/A-18C Hornet
米海軍  ハセガワ  1/72
F/A-18Aの発展型で夜間攻撃能力を高め、電子戦アンテナとストレーキ上にLEXフェンスが追加された機種。
空母キティーホークに所属していたVFA-195部隊のCAG機として有名なChippy Hoの2002年10月当時の機体。



第440話 2002年版Chippy Ho 完成

セガワのChippy Ho HISTORYから第4弾の2002年10月当時の機体が完成しました。
厚木基地に駐留していた第195戦闘攻撃飛行隊VFA-195でF/A-18Cを使用した歴代CAG機(航空団指令機)としては、最も地味なロービジ(low visibility/低視認性)仕様の機体となっています。
2002年前後は空母キティーホーク(CV-63)と共にテロとの戦いという名目でアフガニスタンの戦い(Operation Enduring Freedom)やイラクの自由作戦(Operation Iraqi Freedom)に参戦しており、このため派手な塗装を控えたのかも知れません。
やはり平和な時代の方がCAG機はカラフルになり良いと思います。もっとも平和な時代だったらこのような部隊が必要ないかも知れませんね?







今回がF/A-18Cによる第195戦闘攻撃飛行隊CAG機の最後になる為、第195戦闘攻撃飛行隊について調べてみました。
第195戦闘攻撃飛行隊の前身は、太平洋戦争当時、空母レキシントン(CV-16)艦載航空部隊として発足し、Grumman TBM Avenger 雷撃機/爆撃機を使用した攻撃部隊として大日本帝国海軍の艦船他の攻撃に活躍していたそうです。


朝鮮戦争の戦いでは戦略上重要な北朝鮮のダムを破壊するため、空軍や海軍の航空機で爆撃しましたが達成できませんでした。
そんな中、1951年5月1日空母プリンストン(CV-37)から飛び立ったVFA-195部隊のA-1 Skyraider による魚雷攻撃でこのダムを破壊する事に成功したそうです。
これ以降この部隊の名前を“DAMBUSTERS”と呼ばれるようになったそうです。
1960年〜70年代のベトナム戦争にも攻撃部隊として参戦し、A-4 Skyhawk 及びA-7E Corsair で地上攻撃や橋梁攻撃を行っていました。
1985年からF/A-18を受領し、攻撃だけでなく戦闘作戦も行う戦闘攻撃飛行隊として再編成され、1990年の湾岸戦争(Operation Desert Shield and Desert Storm)にも空母ミッドウェイ(CVN-41)の部隊として参戦しています。
空母キティーホークが退役するに伴い、第195戦闘攻撃飛行隊も所属する空母が替わるものと思われます。