第439話 江ノ島で息継ぎ


我が家は先週の火曜日から外壁の塗装工事になりました。
全ての窓は木曜日から塗料が付かないように半透明のビニールでマスキングされ、窓が開かない状態になっています。
このため全ての部屋は密閉状態となっており、エアコンが無い部屋ではとても耐えられない状態になっています。
ところが天候が悪い日が続いた為、塗装工事が一向に進まない状況で困っています。


昨日、3時近くになって家内から息が詰まりそうだからコーヒーでも飲みに行こうよと声がかけられ、出かけることになりました。
近くのコーヒー店で一服した後、そのまま江ノ島まで出かけることにしました。
江ノ島は我が家からそれほど遠いところではありませんが、久々に橋を渡って江ノ島まで行きました。
夕方の4時近くに江ノ島に入りましたが、夏の終わりを楽しむヨットが久々の明るい空に映えていました。


駐車場に車を止め、展望灯台まで行くことにしました。


途中、猫が大変多いことに気がつきました。
土産物屋の前に「猫基金に協力下さい」という札が立っており寄付を募っているところもありました。

写真の猫は、たたんだタオルを座布団にして、気持ちよさそうにしていました。


展望灯台までの坂道を周りの景色を楽しみながら徒歩で登りました。
途中の展望台から眺めたヨットハーバーです。


汗を流しながら20分ほどで展望灯台があるサムエル・コッキング苑に到着しました。


料金500円を払ってサムエル・コッキング苑に入り、展望灯台に登りました。
私はこの展望灯台に初めて登りました。
展望灯台の上にある屋外展望フロアは、夕方の涼しい海風が流れており、大変気持ちが良く、日が落ちるまで景色を楽しむことにしました。


トンビが優雅に滞空している姿を眺めていると自分の心も大きく、ゆったりした気持ちになってきました。


展望フロアで日が沈むのを待つ人達。


夕日が海を照らす中、烏帽子岩のシルエットがきれいでした。


そして夕日は雲の中に


夕日が隠れた湘南の海は、どこまでも穏やかでした。


あいにく富士山は見えませんでしたが、江ノ島で一時の息継ぎを済ませ、再び密閉され蒸し風呂の様な我が家に帰りました。