作品244 Mcdonnell Douglas F/A-18C Hornet


Mcdonnell Douglas F/A-18C Hornet
米海軍  アカデミー  1/72
F/A-18Aの発展型で夜間攻撃能力を高め、電子戦アンテナとストレーキ上にLEXフェンスが追加された機種。
空母キティーホークに所属していたVFA-195部隊のCAG機として有名なChippy Hoの2008年当時の機体。
デカールはハセガワの"Chippy Ho HISTORY"から流用した。


第438話 2008年版“Chippy Ho”完成
アカデミー社製のキットを使用した2008年版“Chippy Ho”が完成しました。
といっても、ハセガワの説明書に書かれたこの機体の使用時期が”October 2008”となっており、誤りかも知れません。
デカールは、ハセガワの“Chippy Ho HISTORY”のキットに付属されたカルトグラフ社製のものを流用しています。


今回の作品は駐機状態に改造しました。
主翼のフラップをフルダウンの状態にしましたが、今回は本年8月2日の作品で紹介したF/A-18Eのフラップ改造より上手くいったように思います。
これはフラップ部分を主翼から切り離すとき、断面が斜めになるようにカットしたことが良かったと思われます。
正直なところ実際のフラップ部分がどのようになっているか詳しく判りませんが、写真などで見る“Chippy Ho”の駐機状態に近くなったと思っています。
2枚ある垂直尾翼のラダー(方向舵)も外側に開いた状態にしてあります。


胴体上面や翼の先端部分に塗ったグリーンの色合いも上手くいったように感じています。
カルトグラフ社デカールは、アカデミー社のキットに意外とフィットすることができ、大変見栄えの良い作品に仕上げる事ができました。
但し、垂直尾翼の信号灯と編隊灯の位置は、デカールと異なっているため、削り取った方が良いです。デカールにある信号灯は、周囲の色に塗ってしまい、完成後、信号灯を手作りして貼り付けた方が良いと思います。
その他、外部燃料タンクのチェッカー模様が機体側のチェッカー模様に合わせるのに少し苦労します。


実際の機体は空母キティーホークに搭載され、厚木基地に駐留していた第195戦闘攻撃飛行隊“DAMBUSTERS” のCAG機(航空団指令機)で、2008年当初の機体と思われます?
空母キティーホークが退役することに伴い、第195戦闘攻撃飛行隊“DAMBUSTERS”も米国に戻っており、この“Chippy Ho”が日本で見られなくなったことが残念です。
9月末に横須賀基地に配備予定の原子力空母ジョージ・ワシントンには、どの様な飛行隊が配備されるのか私には判りませんが、長い間日本に関わりを持った“Chippy Ho”が同じ形で日本に姿を現すことが無いと思われます。