第261話 「日展」と都心の紅葉


日曜日に家内と「日展」を見に地下鉄「乃木坂駅」近くに新しくできた国立新美術館に行ってきました。
日展」は毎年出かけており、今まで上野の東京都美術館で開催されていましたが、今年から新しい国立新美術館での開催となりました。


国立新美術館は斬新なデザインの建物で内部空間が広く、展示スペースも大変広い建物でした。ところが「日展」の様な多くの作品を展示する催しの場合は、内部が迷路の様で少し困りました。


家内の高校時代の友人が今年も洋画部門で展示されていました。
今回も展示された作品は立派なものが多く感心しましたが、何人かの「参与」と称される作者の作品は、駄作と感じたものがありました。
今回も洋画と日本画の違いがよく分かりません。また、末の息子がT藝術大学で専攻している彫刻部門の作品は、いつも同じ様な人体彫刻ばかりで面白くありませんでしたが、今年は少し趣が違うものが賞をもらっていたので、今後は変わるかもしれないと思いました。
その他、美術工芸部門では、展示された様々な作品を家内共々大変興味を持って鑑賞してきました。
  
日展」鑑賞後、近くの東京ミッドタウンに行き、庭園内にある21_21 DESIGHN SIGHTで開催されている「Water」という企画展を鑑賞しました。
狭い会場の中には、水に関係した変わった仕掛けの展示が行われており、大変おもしろかったです。
下の写真は東京ミッドタウン内の庭園の紅葉です。

  

その後、小春日和に誘われて神宮外苑まで歩く事にしました。
途中、乃木神社横に旧乃木希典の自宅跡があり、この庭園の中の紅葉が真っ赤にそまっており素晴らしかったので園内を鑑賞してきました。
  

神宮外苑に向かう途中のビル側面に可愛らしいフクロウの彫刻が目につきました。


神宮外苑の銀杏の並木は黄色に色づき大勢の人達が訪れていました。

     


外苑の入り口に焼き芋屋の車が6台位駐車して販売しており、どの車にも看板娘がいて客を呼び止めていました。家内は焼き芋に目を引かれ、私は看板娘に目を引かれながら表参道へ向かうことになりました。
表参道ではブランドショップには目もくれず、表参道ヒルズ横の新潟物産店に飛び込み「笹団子」と「大辛口 柿の種」を購入しました。
若者であふれる竹下通りを場違いと思いながら「おのぼりさん」気分で原宿駅に向かいました。
結局、徒歩で 乃木坂→六本木(東京ミッドタウン)→旧乃木邸→青山1丁目→神宮外苑入口→表参道→竹下通り→原宿駅と秋の都心を大行進してきました。
おかげで今朝は足が少し痛いです。