第205話 看板屋さん その1
息子の友人から友人の友達がやっている雑貨屋さんの看板が壊れたので直して貰えないかという話がありました。
ここは親父の腕の見せ所、「簡単に直してやる」と言ってしまいました。
mailで送られた看板の写真を見たときに簡単に直ると思いました。
写真を見たところ大きさがよく分からないものの、蝶番部分が壊れているだけと思ったからです。
ところが息子が実物を持ってきて、友人が希望している要求を聞いて正直ショックでした。
雑貨屋さんがリニューアル・オープンするために看板の壊れた部分を直すだけでなく、看板の塗り替えと更に新しい看板の制作も希望していたからです。
塗り替えについては、私が経験したことのない色使い(ピンクをベース)を希望しており「ガーリー」な物にしてほしいとのことで私の頭の中がパニックになりました。
「ガーリー」て何?????
結局インターネットで「ガーリー」を調べましたが具体的なイメージが沸きません。
何せ、我が家は男の子を3人育ててきたため、家内も含め5人の男所帯?みたいなもので「ガーリー」「ガーリシュ」「ガーリーファッション」とはあまりに縁がありません。
ピンクをベースに人の目を引き情報を伝える色遣いとは????
結局新しく制作する看板は全面をピンクに塗っただけのものにして、この上に描くデザインは先方に任せることになりました。
壊れた看板の方は、修理して私のイメージで塗り直す事になりました。
ところが修理する看板は、幅が狭いため店の名前など文字とそのレイアウトが難しく頭を悩ませています。