作品107 North American P-51D Mustang

North American P-51D Mustang
イスラエル空軍  ハセガワ  1/72
第2次世界大戦後半における米陸軍航空隊の主力戦闘機でイスラエル建国後供与された。
イスラエル防衛軍としてスエズ動乱時にエジプト軍攻撃に参加した機体。


第94話 同時制作 その2
昨日に引き続きP-51とA-1Hの制作状況報告です。P-51は昨日完成し本日紹介した作品107として紹介します。
P-51Dのデカール貼り作業になり、前日の作業でデカールの色が透ける対策としてデカールと同じ色の下地塗装をしました。この部分にデカールを重ねて貼る作業となり、下地部分が大きすぎるとデカールからはみだし、小さすぎるとデカールが透けてしまうため心配しました。結果はほぼデカールと同じ大きさに下地の色が塗られていたため成功したと思います。但し機体の番号が国旗マークと同じ白色のデカールですがこの部分は下地色を塗っていないため国旗の白より機体番号の白が薄くなってしまいました。
デカール貼り付け後、砂漠の砂で汚れた感じの吹き付けを部分的に行いスジ彫り部分に薄墨のペンでラインを入れ更に全体にツヤ消しのクリアーを吹き付けて完成しました。
P-51は本ブログのコレクション対象としては唯一第2次世界大戦で活躍した機体となりましたが、機体の色使いが今までのものと異なり、更に主翼と胴体に施された黄色と黒のストライプが3月12日の作品45で紹介したワイバーンと同じでスエズ動乱時の身方識別色として機能していた事が判り興味深い機体となりました。

一方のA-1Hも全体の迷彩塗装を実施しましたがキットの指定色を塗ったところ赤褐色の部分が暗すぎる感じになりその部分の色を更に明るい感じに塗り直しました。
塗料が乾燥後前日のP-51と同じく部分的に塗装を剥がし更に排気管からのスス汚れを表現するところまで完成しました。
下の写真は昨日までの制作途中のものです。