作品32 Grumman EA-6B Prowler

Grumman EA-6B Prowler
海兵隊  ハセガワ  1/72
Grumman A-6攻撃機(作品9で紹介)から派生した電子戦用の機種。
A-6と一緒に運用していた時は、航空母艦の乗員が着艦時に見分けられる様に機種部分に矢形の印を入れていた。


第30話 Grumman EA-6B Prowler 制作記 その2
第29話の続編です。
機体の組立を進め、塗装も終わり主なデカールを貼ったときに重大なミスに気がつきました。
キットの箱写真及び塗装指示図と出来上がっている物に大きく違っている部分があることです。機体下面の着艦フックの前にある膨らみが無くなっており、その部分に大きなアンテナが追加され、更に機体上面のアンテナの配置が違っている事にも気がつきました。
急遽胴体下面を削り、穴が開いてしまった部分に内側からプラ板を瞬間接着剤で取付け、その上からプラ板を追加して板厚を稼ぎ更にパテを塗って表面を整える作業を行いました。アンテナはプラ板で塗装指示図を参考に作り、取付け後再塗装を実施しました。下の写真 左が今回の改修機、右がオリジナルで本日紹介のロービジ塗装機。
このように違いがあることを組立説明書にきちんと書くべきだと思います。またアンテナを作る場合の外形指示図があるべきです。
以前この会社のAV-8B Harrier GR Mk.5を制作したときもキットの箱写真とキットの胴体最後部にあるフィンの形が違うことをメーカーに聞いたときも「細かな部分は他にも違いがありますからご自身で調べてください・・・」との返事でがっかりしました。