第2281話 九七式艦攻製作2
九七式艦攻の胴体と主翼の組み立てを進めています。
出来上がったコックピット部分を胴体パーツに組み込み胴体をまとめているところです。
胴体に翼、エンジンカウル、風防などを仮組して全体をまとめてみました。
主翼パーツを接着しました。主翼のフラップを取り付ける前の状態です。
左右のフラップはそれぞれ2分割されており、フラップを上げた状態、または下げた状態にすることが出来るようになっています。どちらにするか悩みます。
F/A-18の様に駐機中はいつもフラップを下げている機種もあり、九七式艦攻の場合は駐機中どのようになっていたのかインターネットで写真を調べましたが実機写真ではフラップを下げたものが見つかりませんでした。
この作業を行っていた時、主翼上面のフラップ取付け部に成型時のヒケ(へこみ)ができていることに気が付きました。
ヒケ部分にパテ盛りして修正することにしました。
第2280話 九七式艦攻製作1
九七式艦攻の製作を開始しました。
組立説明書の組み立て順に従い、コックピット部分から製作を進めました。
コックピットに組み込むパーツの中で、あとで追加塗装が行いにくい部分やデカール貼りの作業が伴うパーツを除いた部分を組み立ててから、全体にコックピット色中島系(Mr.COLOR#127)を塗りました。
コックピット側面や追加機器、機銃弾などを指定色で塗装して取付けました。
計器などは付属のデカールを貼りました。計器部分の突起が大きい部分は少し表面を削ってからマークセッターを塗り、この上にデカールを貼り、更にデカールの上にマークセッターを塗り、デカールが柔らかくなったところでしっかり固定しました。
中島系のコクピット色が明るく、綺麗すぎるので少し汚した方がリアルに感じられるので全体にパネルライン・アクセントカラーのダークグレーを塗り、乾燥後に拭き取り作業を行い、メリハリをつけました。
このキットには操縦員などが付属していないため、自作の座席ベルトを取り付ける事にしました。
マスキングテープにレッドブラウン(Mr.COLOR#41)を塗り、一部をシルバー(Mr.COLOR#8)で着色した自作の座席ベルトを作り、操縦士は4点式、その他乗員は2点式の座席ベルトを取り付けました。
コックピット側面に取り付けられた機器の細部にも着色してからコックピット全体を組み立てているところです。
コックピット部分が完成しました。
第2279話 九七式艦攻のトラブルとハセガワへのお礼
前作のゼロ戦と今回製作する九七式艦攻の2機は、完成後に親類に贈る予定で、完成後はそれぞれ透明ケースに収納したいと考えていました。
ゼロ戦の製作が一段落してから、九七式艦攻を収納するための透明ケースの大きさを調べるため、胴体と主翼を仮組して大きさを確認しようとしました。
ところが、胴体とエンジンカウルの間に入る左右に分割されたパーツの片側が見当たりません。
そこでキットを開封した直後に写した写真を見ると当該パーツが最初からありませんでした。
そこでハセガワに電話したところ、サービス係に繋がり、事情を話したところ社内のミスと思われるので当該パーツを無料で送っていただけることになりました。
電話した翌日の夕方には小さな荷物がハセガワから届き、あまりの早い対応に驚きました。
荷物の中には当該パーツを含む一式と丁寧なお詫びが含まれていました。
ハセガワの迅速で丁寧な対応に心から感謝いたします。
作品440 三菱 零式艦上戦闘機21型
三菱 零式艦上戦闘機21型
中国戦線での初陣から太平洋戦争終結まで日本海軍の主力戦闘機として活躍した戦闘機。
太平洋戦争緒戦の真珠湾攻撃に参加した空母「赤城」戦闘機隊の飛行隊長 板谷 茂少佐搭乗機
第2277話 ゼロ戦完成
久々に製作し、しかも縮尺が1/48のゼロ戦が完成しました。
完成した機体の正式名称は、「零式艦上戦闘機21型」です。
真珠湾攻撃に参加した空母「赤城」の戦闘機隊所属で真珠湾第1次攻撃隊 制空隊第1小隊1番機を務めた飛行隊長の板谷 茂少佐搭乗機になります。
ゼロ戦は、昭和12年に日本海軍の当時最高水準の要求仕様をもとに、有名な堀越二郎技師の設計により三菱で開発・生産されたもので、一部は中島飛行機でもライセンス生産されています。
昭和15年に正式採用された日本海軍を代表する優れた航空機になります。
支那事変で実戦投入された最初の量産型である11型は、優れた空戦性能で中国軍機を圧倒し大戦果をあげました。本格的な空母運用型となった21型は、太平洋戦争緒戦となった真珠湾攻撃の制空戦闘機として活躍しました。その後もエンジンや主翼などの改良を加えた多くの派生型があり、太平洋戦争末期まで海軍の主力戦闘機として活躍しました。
今回製作したタミヤ製のキットは、20年近く前から発売されていたものと思いますが、成形やパーツの合いとも大きな問題が無く、簡単に製作できる優秀なキットと思います。
但し、パネルラインは統一されておらず、主翼の一部が凹加工されているものの、その他は凸加工となっているのは残念です。
出来上がった機体のパネルラインは、凹加工部分については、パネルライン・アクセントカラーを流し込み、凸加工部分はラインに合わせてマスキングテープを貼り、この縁を油性の極細ペンで描いています。
また、全体に機体の汚しと塗装剥がれを施しており、汚しはパネルライン・アクセントカラーのブラウン、薄めたスモークグレー(Mr.COLOR#101)やフラットブラック(Mr.COLOR#33)などを使用しました。デカールの上にも汚しを施してから全体にスーパークリア半つや消し(Mr.COLOR#181)を吹いて全体の統一感を整えてあります。
エンジン部分はゼロ戦製作1の記事(6月8日記事)で紹介しましたが、真鍮線を使ってプラグコードなどの追加加工を行いましたが、完成した機体ではカウリング内に隠れ、見えなくなくなりました。