第2213話 木工細工4


前回完成したフォトフレームをアレンジしたパズルを更に発展させることになりました。


完成したパズルは、自分なりに面白い物が出来たと評価していたのですが、家内から「これから生まれる初孫が成長とともに遊べる物を作ったら」との意見が出されました。
確かに前回完成したものは小さな子供には複雑すぎると思い、もっとシンプルな物を製作することにしました。
色々考えた結果、〇、△、◇を組み合せた物をフォトフレームの内側に配置した物にすることにしました。
ところがこの様な物を板の内部から切り出すことが出来ません。
悩んだあげく、切り出すパーツ側に糸鋸の歯を通す直径5mmほどの穴を開けてから切り出し、切り出し後に穴を木で埋めて整形することにしました。
この方法は少年時代にバルサ材で作ったUコン飛行機の製作方法とプラモデルの成型方法を流用したものです。残念ながら工程ごとの写真を撮らなかったためありません。
その方法は、
・穴の大きさに合った木片を作りセメンダインで接着します。
・固定後の穴周辺には若干隙間が出来るので、周辺にセメダインを塗り、固形する前に周辺を含めて紙やすりをかけ、これにより出た木の粉が隙間にセメダインとともに入り一体化する。
・固形後、更にプラモデルで使用するプラパテを塗り、固形後に必要な形に成型する。
・穴以外にも切り出しで曲がった箇所等もパテで成型して修正を加えています。

この方法で切り出し、成型が終了したものです。


フォトフレームにパズルを組み込んだ状態です。


小さな子供が楽しめるようにトールペイント塗料で着色しました。


裏側に硬質カードケースを取り付け、色紙を入れた状態で。


幼児用パズル付きフォトフレームが完成しました。