第1780話 ハセガワ製OSPREY修正


一度は完成したハセガワの‘MV-22B OSPREY’ ですが、一部修正することにしました。


「褌同好会」さんからもご指摘を頂きましたが、キット付属のデカールはウオークウェイ(翼や胴体上面などにある点検用通路)の色が実機に比べ濃すぎるのが大変気になっていました。
実機は表面塗装の上に滑り止め処理(?)した程度で、ほとんど機体色と同じように見えます。
 
そこで、ウオークウェイの見栄えを変えることにしました。
ウオークウェイの帯状になった部分の色を修正し、帯状部分に沿って書かれた‘NO STEP’ の文字や胴体後部のコーションマークなどはできるだけそのまま残すことにしました。
一度完成した時に機体表面は半光沢のクリアーでコーティングしてありました。このため、デカールの定着性はある程度改善し、マスキングテープを貼っても簡単に剥がれないことを祈って作業に取り掛かりました。

対象となるウオークウェイの周辺にマスキングテープを張りました。
このとき、マスキングテープの糊を弱める目的でマスキングテープを作業テーブルの上に貼っては剥がす作業を数回繰り返した後に機体に貼りました。
また、特に剥がれが心配なところはマスキングテープの下にティシュペーパーをちぎったものを挟んでいます。
下の写真はマスキングテープを貼った状態です。


ウオークウェイの見栄えを変える方法は、機体に塗った塗料と同じものを薄め液で薄めたものを上から少しずつ吹き付ける方法で行います。

胴体両側面の突起部分から修正を始めました。
デカールの上から機体下面色を吹きつけ、ウオークウェイ部分のコントラストを下げました。


同じように胴体両側面の突起後半部分と水平尾翼に塗った中間色部分も薄めた中間色塗料を吹き付けました。


最後に主翼と胴体上面にも薄めた上面色を吹き付けました。


マスキングテープを注意深く剥がしました。
ウオークウェイのコントラストが下がり、実機に近づくことができました。