作品392 FOLLAND GNAT T.1


FOLLAND GNAT T.1
英空軍   エアフィックス   1/72
英国のフォーランド・エアクラフト社が小型・軽量・安価をコンセプトとして開発した戦闘機であったが英空軍では採用されず、複座型にした機体が練習機として英空軍に採用された。
運動性能が優れていたこともあり、インド空軍ではライセンス生産したものが印パ戦争で活躍し、パキスタン空軍のF-86を撃墜する戦果もあげている。




第1710話 FOLLAND GNAT T.1 完成 
AIRFIX社製‘FOLLAND GNAT T.1’ が完成しました。

前作のR.V.エアクラフト社製‘MiG-23ML’ の発表(3月22日)から約1ヶ月ぶりの完成です。
本ブログでは毎月2〜4機の作品を紹介していましたが、こんなに間が空いたのは初めてのことです。


完成した‘FOLLAND GNAT T.1’ は英国のフォーランド・エアクラフト社が開発した練習機で、元々は戦闘機として開発されたものです。
第二次世界大戦後、戦闘機の高性能化に伴い大型化、複雑化、高額化する中で、フォーランド社が敢えて小型・軽量・安価をコンセプトに開発した戦闘機ですが、運動性能は優れていたものの武装が貧弱で航続距離も短かったことが命取りとなり、英空軍では採用されませんでした。
その後、複座型にし、機体もやや大型化したものが英空軍の練習機として1957年に採用され、‘FOLLAND GNAT T.1’ と呼ばれ105機納入されました。運動性能が良かったこともあり、英空軍の曲技飛行隊‘Red Allows’ にも採用されていました。


フォーランド・エアクラフト社は1959年にホーカーシドレー社に買収されてしまったため、機種名もホーカーシドレー・ナットと呼ばれるようになりました。
その後ホーカーシドレー社も国営化され、ブリティシュ・エアロスペース(BAe)と呼ばれるようになり、現在はBAEシステムズ(BAE Systems)と名前を変えています。


今回製作したAIRFIX社製‘FOLLAND GNAT T.1’ キットの評価としては筋彫が深くボッテリとした印象ですが、パーツの合いは比較的良好でした。
但し、脚が細く材質も柔らかすぎるため少々取付けに苦労しました。
デカールはカルトグラフ社製で、発色・強度とも良好で敢えて苦情を言うとすれば細かなステンシルがありすぎる(良いと評価もできる)ことです。