作品389 Fiat G.91R/1s


Fiat G.91R/1s
イタリア空軍   メンモデル   1/72
フィアット社がNATO向けに1960年代に開発した戦闘爆撃機 Fiat G.91をベースに偵察型にしたもの。
イタリア空軍の有名な曲技飛行チーム‘フレチェ・トリコローリ’の機体。



第1670話 Frecce Tricolori完成 
meng社製‘G.91R Light Fighter-Bomber’が完成しました。

‘G.91R Light Fighter-Bomber’ はイタリアの自動車会社で有名なFiat社がNATO軍向けに1960年代に開発した戦闘爆撃機‘Fiat G.91’ をベースに偵察機能を持たせた物です。

NATO軍の中でも実際に‘Fiat G.91’ を採用した国はイタリア、旧西ドイツ、ポルトガルの3カ国になったようです。

機体のシルエットは米国が朝鮮戦争に投入し、中共軍のMig-15と戦った‘North American F-86F Sabre’ や‘North American F-86D Saberedog’ に似ていると思います。
‘North American F-86F Sabre’ は航空自衛隊初のジェット戦闘機で1964年10月10日に開催された東京オリンピック開会式で五輪マークをスモークで描いた‘Blue Impulse’ 機が有名です。
下の写真は数十年前に製作したフジミ製‘Blue Impulse’ (左)と並べてみたものです。


今回完成した‘G.91R Light Fighter-Bomber’ はイタリア空軍の曲技飛行チーム‘フレチェ・トリコローリ’ の機体です。
曲技飛行チーム‘フレチェ・トリコローリ’は10機編成の大集団で飛行するチームとして有名で、現在使用している機種は‘Aermacchi M.B.339’ に転換されています。


Meng社製のキットの評価としては一部筋彫が心細いところがありますがパーツの合い、成形とも良好でした。
但し、デカールの発色が良くなく、機体側面に描かれた‘フレチェ・トリコローリ’(三色の矢)や垂直尾翼に描かれた機体番号が機体色のブルーに溶け込み全く映えません。国籍マークの部分はマスキングしてブルーを塗らなかったため赤も緑も綺麗に発色していますが‘フレチェ・トリコローリ’ や機体番号はマスキングを省略したのが失敗でした。

デカールで評価するとドイツレベル社製の‘Fiat G.91 R.3’ の方が良質と思います。
下の写真はドイツレベル製旧西ドイツ空軍の‘Fiat G.91 R.3’ (左)と並べてみたものです。

機体の出来はドイツレベル社製の方がボッテリした印象です。