作品382 Grumman EA-6B Prowler


Grumman EA-6B Prowler
米海軍   ハセガワ   1/72
敵レーダー網の妨害を行うための強力な電波を発生させる電子戦専用機。
厚木基地に2012年3月まで駐留していたVAQ-136 GauntletsのCAG機。



第1600話 ‘GAUNTLETS’ PROWLER完成
セガワ製“EA-6B PROWLER ‘COLOURFUL CAG’” キットから製作した米海軍第136戦術電子戦飛行隊“ガントレッツ”のCAG機が完成しました。


第136戦術電子戦飛行隊“ガントレッツ” は今年春まで横須賀基地を母港とする第7艦隊所属の空母に搭載された米海軍第5空母航空団(CVW-5)に所属していましたが、使用していた‘Grumman EA-6B Prowler’ が老朽化したことに伴いCVW-5から離れ、現在米本土で最新の‘Boeing EA-18G Growler’ へのに機種転換訓練を行っているようです。

この飛行隊は1980年2月から2012年3月までの32年間CVW-5に所属しており、厚木基地航空祭では毎回派手なCAG機を展示し、パイロットが部隊マークに使われている西洋鎧の金属製グローブをつけて航空マニアにサービスを振舞っていました。(下の写真のパイロット左手に金属製グローブを着用している)

  

‘Grumman EA-6B Prowler’ はベトナム戦争当時の攻撃機‘Grumman A-6 Intruder’ をベースに敵側レーダーや通信網の使用周波数を解析し妨害を与える電子戦専用機として開発されたもので大変古い機種となりました。
このためか、この飛行隊が米本国に戻る直前の2012年2月8日、私は厚木基地に着陸する寸前のこの部隊の飛行機から機体の一部が剥がれて落下するのを目撃してしまいました。この時の写真を2月9日の記事で紹介しました。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


今回製作したキットは2000年に発売されたハセガワ製‘Grumman EA-6B Prowler’ のデカールを替えて2006年に限定発売された物です。
このキットは金型が良いため機体の成形は良好と評価していますが、一部凸モールドが残っている事とデカールの一部に印刷ミスがあったことが残念です。