第1357話 艦載機の駐機状態


前作のF/A-18C HORNET ‘Chippy Ho’は航空母艦に搭載されて運用中の駐機状態に改造しました。
航空母艦に搭載される艦載機は、航空母艦内の格納庫、甲板及びエレベータなどの限られた空間の中で効率よく運用できる必要があります。
そのため、これらの艦載機は駐機状態では翼を折りたたむなど省スペースを図る構造となっています。
私のコレクションの中から駐機状態で製作したものを再掲載します。


・Mcdonnell Douglas F-4J Phantom II(ハセガワ製キット改造機)
米軍の全天候型艦上戦闘機ベトナム戦争当時の主力戦闘機。空母サラトガに搭載された第31戦闘飛行隊 ” Tomcatters” の飛行隊長機。
主翼の中程で折りたたむ構造になっています。


・Grumman A-6E Intruder(タミヤ製キット)
多くの爆弾を搭載して低空で侵攻する攻撃機として開発された機種で米海軍の主力攻撃機として多くの航空母艦に搭載されていた。写真の機体は海兵隊所属機。
主翼の中程で折りたたむ構造になっています。


・Grumman F-14 A Tomcat(ハセガワ製キット)
映画「トップガン」で有名になった可変翼艦上戦闘機。空母インディペンデンスに搭載され厚木基地を使用していた第21戦闘飛行隊“Freelancers”所属機。
主翼を胴体内側に引き込む可変後退翼構造になっています。


・Lockheed S-3B Viking(ハセガワ製キット改造機)
対潜哨戒機S-3Aをベースにした空中給油機。空母キティーホークに搭載された第5空母航空団の制海飛行隊VS-21 Fighting RedtailsのCAG機。
主翼の中程で折りたたむ構造だけでなく、天井高さの制約のため垂直尾翼も折りたたんでいます。


・Grumman E-2C Hawkeye NP2000(ハセガワ製キット改造機)
空飛ぶレーダーサイトと呼ばれる艦上早期警戒機。胴体上部に取り付けられた円盤は10秒に1回転するレーダーで周囲560Km範囲で飛来する航空機を監視出来る。空母ジョージワシントンに搭載された第115早期警戒飛行隊"Liberty Bells"所属の司令官機。
主翼はエンジン外側で90度回転させてから後部に折りこむ複雑な構造になっています。


・Boeing F/A-18E Super Hornet(ハセガワ製キット改造機)
F-18C Hornetの戦闘能力を強化し航続距離をアップするために発展させた最新機種。空母ロナルドレーガン搭載機。
主翼の中程で折りたたむ構造になっています。


・de Havilland Sea Vixen FAW.1(サイバーホビー製キット)
イギリスのde Havilland社が開発したイギリス海軍向け全天候艦上戦闘機パイロットとレーダー操作者が並列に座る構造で、パイロットの風防とレーダー操作者の窓が独立して配置された変わった機種。
英国海軍空母搭載機(搭載空母名は不明)
主翼の中程で折りたたむ構造になっています。


・Grumman E-2C Hawkeye(ハセガワ製キット改造機)
航空母艦を持たない海上自衛隊の艦上(?)早期警戒管制機三沢基地所属機。
主翼はエンジン外側で90度回転させてから後部に折りこむ複雑な構造になっています。