作品347 Mikoyan-Gurevich MiG-29UPG Fulcrum


Mikoyan-Gurevich MiG-29UPG Fulcrum
インド空軍   タミヤキット改造機    1/72
インド空軍が運用中のMig-29Bのレーダーや航法システムを更新して戦闘能力の向上を図り、更に空中給油機能を追加するなどで運用時間の延長を図った機種。



第1267話 インド空軍MiG-29UPG完成
インド空軍のMiG-29UPGが完成しました。
といっても現在ロシアでMiG-29BからMiG-29UPGに改修・テスト中で現時点ではインド空軍に引き渡されていない機体です。

インド空軍は2008年にRAC”MiG”社(Russian Aircraft Corporation MiG)とインド空軍が所有する69機のMiG-29Bの運用時間を延ばすアップグレード契約を約9億7千万ドルで結びました。
アップグレードの内容はレーダーやアビオニクスの更新を行い、視程外戦闘能力を強化し、更に空中給油機能を追加するなどです。
このアップグレードにより戦闘能力を向上させることで運用時間の延長を図るようです。
今年2月にロシアで初飛行に成功しており、現在もテスト中と思われます。
最初の6機についてはロシアで改修とテストを終わらせ、今年中にインド空軍に納入される予定だそうです。残りの63機はインドの企業がRAC”MiG”社の指導で改修することになっているようです。
MiG-29UPGはロシア空軍が使用しているMiG-29SMTと外形寸法は同じですが性能を比較すると最大搭載重量、最大速度、航続距離とも若干下回っている様です。
  
参考にしたインド空軍MiG-29UPG実機写真
http://www.airliners.net/photo/India---Air/Mikoyan-Gurevich-MiG-29UPG/1968176/M/

ロシア空軍MiG-29SMT実機写真
http://www.airliners.net/photo/Russia---Air/Mikoyan-Gurevich-MiG-29SMT/1606752/M/


今回製作したキットはタミヤから発売されている「MIKOYAN MiG-29 FULCRUM」で、中身はイタレリ社のキットです。
このキットをもとにロシアで試験飛行中の数少ないMiG-29UPGの写真を参考にして背面に張出したドーサルスパイン、左機首部分に取付けられた空中給油装置、右垂直尾翼の後方監視センサー及び主翼下面に追加された機器などを自作して「MiG-29UPG」化したもので、キャノピーの形状も若干修正を加えてあります。
また排気口はトランペッター社製JF-17のパーツを流用しました。
実機の写真が少なくドーサルスパインや空中給油装置の形状が正確に再現出来たか不安なところがありますが、大凡イメージをとらえることができたと思っています。












主翼下のミサイルランチャーを外して主翼下面に取付けたチャフディスペンサー(?)と思われる装置を見える状態にしたものです。


北朝鮮空軍のMiG-29と並べてみました。
背面の形状や空中給油装置など、外見の違いが判ると思います。