第1239話 期待はずれのF-15I


セガワから発売されたばかりの「F-15I STRIKE EAGLE ‘ISRAELI AIR FPRCE Ra am’」を購入しました。
定価4,410円という高額なキットです。(勿論定価の2割引きで購入しました)

  
キットの中身を見てビックリしました。何と胴体下面パーツが2個あるのです。
それも一方は初期製品のF-15Cキットの物で凸モールドになっています。


キットの説明書を見たら過去のF-15Eキットなどの寄せ集めで、使用しない部品が多いことに驚きました。(ハッチング部分が不要部品)


結局、凸モールド部品は排気口パーツだけを使用するようです。それも内部は単なる壁板になっており、排気口内部構造が省略されています。(古いキットの流用だから仕方ない?)


本来使用している排気口パーツは、排気ノズルがむき出しの構造で排気口内部も表現していますが、この部分は使用しないことになります。


使用する排気口パーツを仮組みした胴体に合わせると排気口パーツのほうが若干大きいことが判りました。
それどころか、実機写真と比べるとブレード板(?)の形状も違っています。


排気口パーツの寸法を比較したところ、直径で0.6mm大きいことが判りました。

  
F-15IはF-16と同じ、耐久性と信頼性をアップさせた最新のF100-PW-229エンジンを採用しているため、排気口パーツを変える必要がありますが、ハセガワがこのような安易な(手抜き)方法で排気口パーツを実現させたことに理解ができません。
  
コンフォーマルタンクに取り付ける爆装用ラックなどをレジンパーツで再現したのは良いのですが、排気口パーツも含めてモールド化してほしかったです。


企業として開発努力を怠っていては、中国や韓国の会社に遅れを取ってしまいます。(すでに遅れているかも?)

  
そんなわけでF-15Iの製作意欲が急激に薄れてしまいました。
排気口パーツの問題を解決する良い方法を見つけるまで製作を保留とし、過去に購入して爆装用ラックが違っていたため製作保留となっていた同じハセガワ製の「F-15E STRIKE EAGLE ‘IRAQI FREEDOM NOSE ART’」にレジンパーツを流用して製作することを考えています。


セガワには「価格を上げる努力でなく、製品の品質を上げる努力を図ってほしい!」ものです。