作品343 Grumman F9F-2 Panther


Grumman F9F-2 Panther
米海軍  ホビーボス  1/72
米海軍空母艦載機として最初に採用されたジェット戦闘機。
朝鮮戦争に投入されたが直線翼の採用など設計思想が既に時代遅れとなっており共産軍のMig-15の餌食となった。そのため戦闘機としてより攻撃機として運用されていた。



第1226話 F9F-2完成
HOBBYBOSS社製の「Grumman F9F-2 Panther」が完成しました。

F9F-2は太平洋戦争当時、大日本帝国海軍の戦闘機「ゼロ戦」などと死闘を演じた「F4Fワイルドキャット」や「F6F ヘルキャット」を生んだグラマン社が開発した米海軍初のジェット戦闘機です。


F9F-2はグラマン社の伝統的な丸形胴体に直線翼を採用した頑丈な機体として朝鮮戦争に投入されました。
ところが時代は既に後退翼を採用したジェット戦闘機の時代に入っており、空中戦で中国義勇軍を中心とした共産軍のMig-15の餌食となってしまいました。
Mig-15は2007年3月29日の記事で紹介しています。
その結果、戦闘機としての運用から対地攻撃機として運用されることになったそうです。
その後、時代後れとなった直線翼から後退翼に変えた「F9F-8 Cougar」が生まれました。
F9F-8は2008年6月8日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


今回製作したHOBBYBOSS社製キットの評価は、樹脂成形については良好でしたがデカールについては薄く発色が悪いため下地の色が透けるような物でした。
ラダーや翼端タンクに塗ったイエローの下地がなければ機体色に紛れイエローがグリーンに見えていたかもしれません。