第1216話 ポーランド空軍F-16D製作開始


冷戦時代、東側共産圏諸国として西側NATO諸国と対峙していたポーランド空軍が米国から初導入した戦闘機Lockheed Martin F-16D(Block 52+) Fighting Falcon を製作します。


縮尺1/72のキットとしてはKINETIC社製のキットが発売されていますが、私はある模型屋さんの閉店セールで売れ残っていたハセガワ製イスラエル空軍の「F-16I Fighting Falcon」を流用して製作します。

  

このようにF-16Iを流用してF-16D(Block 52+)を製作した例は、ギリシャ空軍の機体を製作し、2011年2月27日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)

今回使用するデカールは 「Twobobs」社製の「F-16C/D Polish Jastrzabs」を使用します。



  
セガワのF-16は胴体上部パーツ角穴とコックピットパーツの間に隙間ができます。
この隙間を埋めるために胴体上部パーツ角穴を少し狭めるためにプラバンを挟むように取付けました。


  
コックピット内部の塗装を行いました。コックピット内部はキット指定塗料のグレー(Mr.COLOR #308)を使用し、上部はフラットブラック(Mr.COLOR #33)を塗りました。


操縦席の計器類のデカールを貼りました。


胴体パーツ上下を接着しました。


胴体接合面の段差にパテを塗り整形しています。


同じように胴体に主翼を取付けた所に生じる隙間にもパテを塗りし整形しています。


排気口パーツを胴体に取付ける前に排気口の金属色部分の塗装を先に行いました。
始めに金属色部分全体にシルバーリーフ(タミヤカラーTS-30)を塗りました。


排気口周辺の金属色部分の中でも濃淡があります。
F-16Dの場合、排気口後部のブレード部分が濃い焼鉄色で胴体側部分が薄い焼鉄色になっています。このため薄い焼鉄色の胴体側にマスキングテープを貼りました。


排気口ブレード側に薄めたスモークグレー(Mr.COLOR #101)を繰り返し塗って濃い焼鉄色を表現しました。


マスキングテープを剥がしました。
この際、ブレード側の境界部分にマスキングテープを一部残しています。


マスキングテープを剥がした部分にも薄めたスモークグレー(Mr.COLOR #101)を塗ってブレード側と比べ色が薄い焼鉄色を表現しました。


境界部分に残していたマスキングテープを剥がし、排気口の金属色部分の塗装が完成です。


機体色を塗るときに排気口パーツの金属色部分に色が付かないようにマスキングテープを貼りました。


排気口パーツを胴体に取付けました。


胴体と排気口パーツの接合面の段差を修正しました。