作品340 North American F-86F Sabre


North American F-86F Sabre
米空軍  エアーフィックス  1/72
朝鮮戦争に投入された米空軍初の後退翼採用亜音速ジェット戦闘機。中国から支援を受けたMig-15の登場により劣勢に立たされた米国が、本機の投入により一挙に形勢逆転した名機。
航空自衛隊にも採用され、初代ブルーインパルス・チーム(本ブログ2007年2月23日の記事で紹介)が東京オリンピックの開会式で五輪の輪をスモークで描いて有名となった。



第1207話 お口直しのF-86F完成
AIRFIX社製のNorth American F-86F Sabereが完成しました。
  
F-86の初飛行は私が生まれた年と同じ1947年で、第二次世界大戦後ドイツから持ち帰った技術資料を基に開発されたといわれています。
米国のジェット戦闘機の開発初期は、第二次世界大戦で活躍したレシプロ機のNorth American P-51D Mustang(本ブログ2008年1月14日の記事で紹介)のように直線翼を採用した物が多く、朝鮮戦争に投入したRepublic F-84G Thunderjet(2007年1月29日の記事で紹介)やGrumman F9F-2 Panther (2007年2月1日の記事で紹介)では共産軍のMiokoyan MIG-15 bis Fagot(2008年9月7日の記事で紹介)に太刀打ちできませんでした。(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)

そこでMig-15と同じ後退翼を採用したF-86を投入し、一挙に形勢を逆転することができました。
朝鮮戦争で大活躍したことで多くの西側諸国で採用され9800機を越える数が生産されたそうです。
  
今回製作したAIRFIX社製のキットはキットのモールドはイマイチですが機体の全体シルエットは大変よく表現されていました。
デカールは発色も良く細部にわたり表現されていますが、胴体のオレンジの帯については合わないので苦労しました。また、胴体の赤いラインについては寸法が足りませんでした。