作品326 Sukhoi Su-T50


Sukhoi Su-T50
ロシア空軍  ズベズダ  1/72
ロシア空軍で旧式化したMig-29やSu-27に代わる第5世代戦闘機として開発中の戦闘機。
米空軍のステルス戦闘機F-22Aに対抗できるロシア版ステルス戦闘機として開発しており2015年に実戦配備を目指している。



第1084話 Sukhoi T-50完成
ロシア空軍がMig-29やSu-27戦闘機に代わる第5世代戦闘機として開発中のスホーイT-50が完成しました。
米空軍が既に実戦配備中のステルス戦闘機F-22Aに対抗できる戦闘機としてロシア空軍が開発を進めており、レーダーに探知されにくい機体を目指しています。
今回完成したキットを見てもステルス性能を向上させるためか、米空軍のF-22Aに大変よく似ています。
(F-22Aは本ブログ2010年2月27日の記事で紹介しています。)
敵のレーダーから照射されたレーダー波をできるだけ照射方向に戻さないために平面的な面積を少なくし、緩やかな曲面の多用と翼と胴体の融合(Blended Wing Body, BWB)を進めた大変扁平な機体になっています。
この機体は空気取入れ口上部のストレーキ部分がF-15の空気取り入れ口の様に下がる構造になっており、カナード翼のような働きもするのかもしれません。
更にエンジンノズルは推力偏向式でそれぞれ上下左右に可動し、高い空中機動性を発揮できる構造になっています。
索敵能力と戦闘能力も大幅に改善されるものと思われ、2015年には実戦配備できるようにプーチン首相が大変期待しているそうです。


ズベズダ製キットの評価としては、パーツが少なく比較的簡単に組立てる事ができました。
翼もシャープな仕上がりになっており、全体的に実機の雰囲気を良く表現していると思います。
但し、特徴的な空気取入れ口付近は少し扁平過ぎるように感じています。また、この部分の下面にあるシャッター付空気導入口等がもう少し表現されていれば更に良くなると思いました。
他に前輪に取付けられた石はね防止カバーがなく、ピトー管の形状も異なる等、細部の表現はイマイチといったところもありました。


実機の動画がユーチューブにアップされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=8n-as2sooJU&feature=player_detailpage
これを見るとストレーキ部分の動きや、エンジンノズルの推力偏向状態がよくわかます