作品306 Chengdu J-10AS


Chengdu J-10AS
中国人民解放軍空軍  トランペッター  1/72
中国独自開発の多目的攻撃機F-16に匹敵するとかそれ以上といわれるJ-10の複座型機種。 2004年から実戦配備されておりSU-30MKKと組み合わせて整備している。
J-10の中国名は殱撃10と呼ばれている。


第887話 Chengdu J-10S完成
中国人民解放軍空軍の最新鋭国産戦闘攻撃機Chengdu J-10Sが完成しました。
この機種は中国名「殱撃10」と呼ばれており、西側軍事筋ではヴィゴラス・ドラゴン(Vigorous Dragon:猛竜)という名を与えています。
性能的には米軍のF-16に匹敵するか、それ以上といわれています。
基本設計はイスラエルの「ラビ戦闘機」を開発した技術者が中国に招かれて行い、エンジンやレーダーなどもロシアの技術をベースに開発したといわれているそうです。
機体の特徴は、水平尾翼が無く、主翼前方にカナード翼を配置しており、前作の“Dassault Rafale B”と同じ様な構成となっています。

今回完成した機体はJ-10の複座タイプのもので、J-10S又はJ-10ASと称しています。
キットは中国のTRUMPETER社製のもので、細部を若干手直しが必要でしたが実機の雰囲気を良く表現できています。
3年前に製作した同じTRUMPETER社製の単座タイプは、2007年2月18日のブログで紹介していますが、このキットは操縦席から機首にかけての印象が若干実機と異なっていると感じていました。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)
今回製作した複座型は、このあたりもきちんと表現されており、デカールの発色も良好です。総合的にはAランクのキットと評価できると思います。
急速に軍事面の近代化を進める中国人民解放軍空軍は、このJ-10と更に高性能なJ-11を配備しており、最近の軍事パレードなどのニュースに度々登場します。
J-11(Sukhoi SU-30MKK Flanker)は本ブログの2007年2月3日の記事で紹介しています。