作品299 Mikoyan-Gurevich MiG-15 bis Fagot


Mikoyan-Gurevich MiG-15 bis Fagot
北朝鮮空軍  エアフィックス  1/72
ソ連のミグ設計局が開発し、共産圏諸国を中心に広く使用されたジェット戦闘機。第2次世界大戦後ドイツから持ち帰った大量の先進航空技術を元に開発されたと言われている。朝鮮戦争ではB-29爆撃機を多数撃墜するなど国連軍航空機を相手に大活躍したと言われている。


第814話 Mig-15 bis完成
北朝鮮空軍のMig-15 bisが完成しました。
エアフィックス社製のキットはパーツも少なく簡単に組立てる事ができました。
朝鮮戦争当時の北朝鮮のMig-15 bisは無塗装で機首部分のみを赤く塗った機体が多く、プラモとしては面白味に欠けています。
今回製作した機体は機体上面が迷彩塗装で機体下面がフラットブラックに塗られた珍しい機体になっていますが、この迷彩塗装で苦労しました。
製作した感想は残念ながらAクラスのキットとは評価できませんでした。
2008年9月7日のブログで紹介したホビーボス社製キットで製作したソビエト空軍のMig-15 bisと比較すると全体的にスマートなホビーボス社製のキットに比べエアフィックス社製のキットの方がずんぐりしており実機のシルエットに近いと思います。但し細部の表現はホビーボス社製の方が優れており、個人的にはホビーボス社製の方が好きです。(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます。)
とにかく朝鮮戦争という舞台で華々しい戦果を残し、その後も東側諸国で広く使用されたジェット戦闘機Mig-15の更なる優秀なキットが発売されることを希望します。
  
ここでMig-15を少し紹介します。
朝鮮戦争初期における北朝鮮軍のMig-15は強力な火器(37mm機関砲1門、23mm機関砲2門)とソビエトパイロットの力を借りて太平洋戦争当時日本軍が手に負えなかったレシプロ戦闘機のP-51(2008年1月14日のブログで紹介)や戦略爆撃機B-29も圧倒したばかりか、米軍初のジェット戦闘機F-84(2007年1月29日のブログで紹介)やF-80に対しても有利に戦っていたそうです。
朝鮮戦争の後半になると米軍も最新鋭のF-86Aを投入することで逆にMig-15が圧倒されるようになり、この対抗策としてMig-15の改良型Mig-15 bis が投入されるようになりました。このMig-15 bisを投入にすることにより米軍機と互角の戦いになったそうです。
米軍は更にF-86EやF-86F(2007年1月30日のブログで紹介)を投入することでMig-15 bisは劣勢となり、最終的に米軍が圧倒的な優位に立ったそうです。







部屋の照明が替わり、写真の印象が少し変わってしまいました。