第643話 「おくりびと」と「はんげしょう」


昨日朝8時半過ぎに家内と共に「鎌倉生涯学習センター」に出かけました。
目的は鎌倉市が初夏の映画会として「おくりびと」を上映するために出かけたものです。
おくりびと」は以前から家内と見に行こうと計画していたのですが、いつの間にか映画館の上映が終わっていたため機会を逸していました。
ところが会場に到着したのが上映1時間前で、既に長蛇の列が出来ていました。しばらく並びましたが定員をはるかに超えており入場できない事が判りました。

  
結局あきらめて帰ることにしましたが、すぐ近くにある「鎌倉市農協連即売所」で採りたて野菜を購入して帰りました。

  
少々やけくそな気分で湘南の海を見ながら帰りました。
初夏の様な好天に恵まれていたこともあり、江ノ島が見渡せる七里が浜の海岸にはサーファーが波乗りを楽しんでいました。

  
途中レンタルビデオ屋に寄り「おくりびと」のDVDを借りてから家の近くにある「神奈川県立フラワーセンター」に寄ることにしました。
「神奈川県立フラワーセンター」に寄った目的は、「はんげしょう」という植物が見頃になっているという事で、家内から日曜日に見に行こうと誘われていた計画を一日早めました。


「はんげしょう」はどくだみ科の植物で7月初旬頃、茎の先端から2〜3枚の葉っぱだけが半分以上が白くなり、半分化粧(半化粧)したように見える事と、その時期が半夏生夏至から11日)であることから名付けられているそうです。
今年は少し早くその時期を迎えたそうで、この時期を過ぎると再び緑の葉に戻るそうです。
  
家内は「はんげしょう」が群生しているのを見て雪が降ったようで綺麗だと喜んでいましたが、説明看板を読む私に、お父さんの頭は「半毛症」かな?とキツイお言葉。


「べにてまり」という紫陽花が可憐に咲いていました。

  
最近良く見る「隅田の花火」という紫陽花です。

  
家に帰ってから二人で「おくりびと」のDVDを見ました。
終盤、失踪していた父親の死に接したときの「石文」に泣かされました。
家内は全てのシーンに無駄がなく、アカデミー賞に値する映画だったと感激していました。それでも劇場のスクリーンで見たかったそうです。