第598話 「夫婦池公園」ハイキング


昨日 家内からハイキングに行こうと誘われ出かけました。
場所は家から徒歩で40分位の所にある「夫婦池」というところです。
夫婦池は江戸時代に農業用灌漑用水として掘られた池を住民が中央に堤を設けて二つの池にした事でこのように呼ばれるようになったそうです。
この場所に鎌倉市が遊歩道を設け自然観察が出来る公園として整備し、今月1日に「夫婦池公園」として開園したことを知り出かけることになりました。

天気も良かったこともあり、家からゆっくり歩いて出かけました。
鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。


途中の住宅地の中では、祭り囃子が聞こえ「途中下車の旅だったら寄っていくよね!」と、途中の小さな神社に寄り道しながら「夫婦池公園」に向かいました。
途中の民家の庭先には枝垂れ桜とミツマタとアバナミツマタが競演していました。


夫婦池に到着すると、以前池の周りに張り巡らされていたフェンスが撤去され、遊歩道が綺麗に整備されていました。



池の周りに桜とキブシが咲き誇っています


公園の中は自然の植物が豊富で、ここは奥能登の自然児であった家内の独壇場です。
家内は雑草の茎をむいて私に食べろと勧めます。何やらイタドリという植物だそうで、家内が子供の頃に食べたそうです。
イタドリの茎は薬の様に感じ、美味しくありませんでした。
その他、スイバという植物の茎も勧められましたがこちらは拒否しました。


小さな花びらを見付け、家内が手のひらにおしべ?を立てました。
すると家内が「ツンツンツクツク」と訳の判らない言葉を発しました。
この花はアケビの花だそうで、粘着性のあるおしべ?を手のひらに立てて子供の頃に遊んだ話をしてくれました。


ウラシマソウという食虫植物の様な花を見付け、子供の頃に蛇の花(ムラサキマムシグサ)と嫌っていた花に似ているそうです。


昔の防空壕の跡も残されていました。


木々の中からウグイスが美しい鳴き声を発しており、池の周りにはカワセミ等のバードウォッチングを楽しむ人達が来ていました。


整備された遊歩道を通って鎌倉山まで登りました。


鎌倉山ソメイヨシノは葉桜になっていましたが、八重桜は満開でした。


鎌倉山を経由して笛田公園に寄った所、カラフルな集団が目に入ってきました。
ここでも「途中下車の旅だったら寄っていくよね!」と言って近くまで行きました。
この集団は沖縄の祭り装束をした人達で、記念写真を撮っていたので私も撮らせてもらいました。
琉球国祭り太鼓」という旗も持った集団は、「第51回 鎌倉祭り」に参加した琉球エイサーの集団でした。
とてもカッコイーと思いましたが、残念ながら演奏は聴くことが出来ませんでした。


笛田公園にもウグイスの鳴き声が響いており、近くの街路樹からも甲高いウグイスの鳴き声が聞こえました。
注意深くこの街路樹を観察したところウグイスをやっと見付けることが出来ました。


笛田の住宅地で見付けた東海道五十三次が描かれたタイルを埋め込んだ塀に感心しました。


住宅を抜けたコーヒー店で一服して家に帰りましたが、約3時間のハイキングになりました。