作品268 Sikorsky SH-60F Ocean Hawk


Sikorsky SH-60F Ocean Hawk
米海軍  ハセガワ  1/72
SH-60Fは米海軍のLAMPS Mk.3として採用された多目的ヘリコプターSH-60Bの派生形として生まれ、SH-3H シーキングの後継として航空母艦に搭載され、空母戦闘群周辺での対潜水艦作戦を担当している。
セガワのSH-60Bを改造して製作。


第592話 SH-60F 完成
厚木基地を拠点として展開している米海軍第5航空団(CVW-5)に所属する“対潜水艦ヘリコプター飛行隊 HS-14 Chargers”の機体が完成しました。
セガワ製のSH-60BからSH-60Fに改造する作業から始めた今回の機体は、手間がかかりましたが改造そのものは旨くできたと思います。
残念だったのは、これまで第5航空団(CVW-5)に所属する各飛行隊のCAG機を製作してきましたが、今回は製作途中で断念せざるをえなかったことです。
探し回っていた“HS-14 Chargers”のCAG機のデカールを横浜の模型屋で見付けた時、嬉しさのあまり良く確認しないで購入してしまった事が失敗の始まりでした。
いつもデカールを購入するときに絵柄を見ただけで縮尺が判ったのですが、今回は初めてのヘリコプター用だったため感覚が狂ったようです。
CAG機のカラフルな白頭鷲星条旗デカール貼って始めて縮尺が違っていることに気がつきましたが手遅れでした。
そこでCAG機を諦め、同じ飛行隊に所属する機体を製作する事にし、実機の写真(http://www.gonavy.jp/gallery63-014f.html)を参考にロービジ仕様の機体を実現させました。
この過程でデカールを縮尺1/48から1/72用にサイズダウンし、モノクロ化する改造にも挑戦し、こちらは上手くいったと思います。


SH-60を紹介すると、この機種はシコルスキー社のH-60 シリーズ・ヘリコプターの海軍形で基本的には陸軍向けのUH-60 Black Hawkを元にして生まれています。
SH-60F Ocean Hawk は米海軍のLAMPS Mk.3(第3次多目的軽航空機システム)として採用されたSH-60B Seahawk から生まれた派生形です。
SH-3H シーキングの後継機として航空母艦に搭載され、空母戦闘群周辺で対潜水艦作戦を担当しており、SH-3Hより小型であるにもかかわらず優れた飛行性能を持っているそうです。
潜水艦探知はSH-60Bのソノブイ投下方式より優れた、機体から釣下げるアクティヴモードのディッピングソナーを用いており、潜水艦の目標捕捉精度が高くなっているそうです。