第544話 初笑い


昨晩家内と寄席に行って来ました。
昨今の暗いニュースを笑い飛ばす「初笑い」を期待して出かけました。
旧松竹大船撮影所跡に建てられた「鎌倉芸術館」で開催された寄席は、朝日新聞が主催した「朝日さわやか寄席」という催しで、演芸場で行われる本来の寄席とは若干違うかも知れません。
この寄席は朝日新聞の折り込みで案内されたもので、「笑点」でおなじみの三遊亭楽太郎林家たい平三遊亭好楽が出演者として予定されていたため、折り込みが入った日に早速申し込んだものです。


鎌倉芸術館ロビーで家内と待ち合わせ、会場に入ると3階席まで満席の状態で驚きました。
更に驚いたのは客層の年齢が大変高い事で、「私たちはこの会場の平均年齢以下だね!」と家内に小声で伝えました。


実際休憩時間には、迷子になったお年寄りが家族と再会するといった「感激のシーン?」が見受けられました。


落語は、前座として二つ目の三遊亭好の助さんの「ひとめやなぎ」という演目から始まり、三遊亭好楽さんの「子別れ」、休憩を挟んで林家たい平さんの「紙くずや」、三遊亭楽太郎さんの「町内の若い衆」と進みました。


三遊亭好の助さんは手品師の「ナポレオンズ」の息子とのことで、手品を交えて笑いをとっていました。
三遊亭好楽さんの演目は派手さはありませんが古典落語をじっくり聞かせる話芸を披露していました。
林家たい平さんの演目は「笑点」に近い雰囲気で、私も家内も大笑いしました。
三遊亭楽太郎さんの演目では知識の豊富さ?に驚かされましたが、意外に日焼けしていない様に感じました。


とにかく大変楽しい一時を味わい、帰りに旨い寿司を食って帰りました。