作品261 Sukhoi Su-34 Fullback


Sukhoi Su-34 Fullback
ロシア空軍  タミヤ  1/72
ロシアの主力戦闘機Su-27をベースに開発された戦闘爆撃機
パイロットと航法士が並列に座る複座型で主翼前部にカナード翼が追加された点がSu-27と大きく異なっている。


第539話 スホーイSu-34完成
ロシアの新鋭戦闘爆撃機 Skhoi Su-34 Fullbackが完成しました。
キットとしてはタミヤからだいぶ前に(キットの説明書は1999年版)発売されていたものですが、今まで製作する機会がなく今回初めて製作しました。
イタレリの金型で製作されており、ところどころ修正する必要がありますが全体のシルエットとしては実機に近いと思います。
この機種のNATO軍のコードネームは「Fullback」と呼ばれていますがキットの名前は「Strike Flanker」となっています。
今回の機体は操縦席左前方にある給油プローブを出した状態としました。
塗装は明るいブルーを基調とした迷彩塗装にしたため、最近の米軍機に比べ美しく感じます。


このスホーイSu-34は現在Mig-29 Fulcrum(2007年6月1日に紹介)と共にロシアを代表する戦闘機として有名なスホーイSu-27 Flanker(2007年2月17日に紹介)の派生型で、戦闘爆撃機として開発され、2006年から実戦配備されているそうです。
基本的な構造はSu-27と同じですが単座から複座に変わり、航法士がパイロットと並列に座る構造になっています。
機首のレーダーも新型のフェーズドアレーレーダーに変わり、機首構造が扁平な形になっています。
同じSu-27の派生型Su-37 Super Flanker(2007年4月1日に紹介)と同じく主翼前に小さなカナード翼が追加され、機動性が高まっているそうです。
胴体後部に大きく張り出した部分には、後方監視用レーダーと大型化された燃料タンクが配置されています。
武装は機首右側に30mm機関砲を装備しており、主翼や胴体下面に各種ミサイルや爆弾を最大8,000Kg搭載できるそうです。
Su-27の派生型として最近中国空軍が実戦配備したSu-30(2007年2月3日に紹介)も複座型になっていますが、こちらは航法士がパイロットの背後に座る構造になっています。