作品258 Lockheed S-3B Viking


Lockheed S-3B Viking
米海軍  レベル  1/72
対潜哨戒機S-3Aをベースにした空中給油機。空母キティーホークに搭載された第5空母航空団の制海飛行隊VS-21 Fighting RedtailsのCAG機。



第519話 VS-21 Fighting Redtails完成
制海飛行隊VS-21 Fighting RedtailsのS-3B Viking が完成しました。
胴体や翼など分離した状態で筋彫部分に墨入れを行い、デカールを貼ってから全体の再組立てを行いました。

今回製作したキットは航空母艦の格納デッキに駐機している時と同じく主翼及び垂直尾翼を折りたたんだ形に改造したもので、蝶番構造などは実機の写真をもとに製作し、その他のパイプ構造などは私のイメージで作り込んだものです。
今回自作した空中給油用ポッドはバディーポットと呼ばれ、給油ポンプと給油ホースが内蔵され、ホースの先端にドローグという給油口があります。給油ポンプに必要な電力も先端についたプロペラで発電機を回して自給する仕組みになっているそうです。


完成後、ブログに紹介するためS-3Bの事を調べていたら、制海飛行隊VS-21は2004年11月に解隊され、現在第5航空団(CVW−5)に所属していないことを知りました。
また、Lockheed S-3B Viking自体も来年には全機退役する予定であることを知りました。
そんな訳で今回の作品は “Legend of CVW-5” に属するものになってしまいました。


この機種を簡単に紹介します。
Lockheed S-3 Vikingは艦上対潜哨戒機として開発され1972年に初飛行しました。
1974年からS-3Aが実戦配備され、潜水艦を発見・攻撃する任務が与えられていました。
S-3BはS-3Aの電子装備が強化され、攻撃兵器の運用も拡大したものでしたが、次第に対潜哨戒任務が解かれ空中給油機としての運用に替わっていました。





  

展示ケースに収納した写真。