作品251 Chance Vought F-8P Crusader


Chance Vought F-8P Crusader
フランス海軍  アカデミー  1/72
米海軍が採用していた超音速艦上戦闘機F-8Eをフランス海軍が採用した機種。
キットはF-8Pが1999年に退役した時のフランス海軍最終飛行記念塗装をした機体をモデル化している。


第471話 F-8P完成
フランス海軍のChance Vought F-8Pが完成しました。
Chance Vought F-8Pは、米海軍の空母艦載戦闘機として開発されたChance Vought F-8Eの派生型です。
ベトナム戦争当時、米軍の主力戦闘機はMcdonnell Douglas F-4戦闘機(昨年9月28日等で紹介)でしたが、この機種には機関砲が常備されていなく、ミサイルだけで空中戦を戦っていました。
ところがミサイルを使い切ったあとは自らを守る手段がなく、北ベトナム空軍の戦闘機との空中戦で多くの被害を被っていたそうです。
そんな中で投入されたChance Vought F-8Eは20mm機関砲4基を装備しており、空中戦で大きな戦果をあげたそうです。
このF-8Eをフランス海軍が導入した機体がF-8E(FN)と呼ばれる機種で、更にこの改造型がF-8Pと呼ばれていました。
F-8E(FN)とF-8Pの外観上の違いは、垂直尾翼上部にフィンが追加され、更に操縦席の後ろに小さなアンテナが追加されていいます。
F-8E(FN),F-8Pはフランス海軍のクレマンソー級航空母艦に搭載されていましたが1999年に退役しDassoult Rafale M 戦闘機(昨年4月11日に紹介)に交代しました。
今回製作した機体はF-8Pが退役する時のフランス海軍最終飛行記念塗装したもので、機体全体が無塗装の銀地で部隊のマスコットであるカモメ?の水兵さんが大きく主翼上面に描かれています。