第435話 Chippy Ho STORY 残り2機


セガワのChippy Ho HISTORYに付属しているデカールは、歴代の第195戦闘攻撃飛行隊“DAMBUSTERS” のCAG機を5世代含んでいます。
1995年と2001年当時の機体は、既に完成・紹介しましたが2002年と2004年及び2008年当時の機体のデカールが残っています。
この中で2002年の機体はもっとも地味な機体でロービジ塗装になっています。
2004年と2008年の機体は、共によく似た塗装となっており、一段と派手で巨大な白頭鷲垂直尾翼に描かれたものになっています。
ところが2004年と2008年はデカールが共有化している部分があり、どちらか一方しか製作できません。
そこで、このデカールの活用方法を思案していました。


Chippy Ho HISTORYには3セットのキットが含まれており残り1セットは、もっとも地味な2002年版にすることにしました。
もっとも巨大な白頭鷲を描いた2004年、2008年版は別途購入してあった現時点で最良のF/A-18Cキットであるアカデミー社製のキットで実現することにしました。
理由は実機の写真を見たところ、白頭鷲垂直尾翼だけでなく胴体部分も含めて描かれており、主翼のフラップを目一杯下げた状態で全体が現れています。フラップを目一杯下げた状態に改造したとき、この部分がより忠実に再現されているアカデミー社製のキットの方が良いと判断したためです。


アカデミー社製キットの改造に取り掛かりました。
今回の改造のポイントは、主翼のフラップ部分の切り離しと、垂直尾翼デカールの形状に合わせる事です。
デカールは、ハセガワのキットに合わせてできています。ハセガワの垂直尾翼とアカデミーの垂直尾翼は、若干大きさが異なっており、更に、垂直尾翼にある信号灯と編隊灯の位置が異なっているため、アカデミーのキットからこの部分を削って使用することにしました。

下の写真は、主翼部分のフラップを切り離し、垂直尾翼の改造箇所を示しています。

  
主翼垂直尾翼を取り付けた仮組の状態です。