作品218 North American F-51D Mustang

North American F-51D Mustang
タミヤ  韓国空軍  1/72
朝鮮戦争当時、韓国を支援した国連軍の中から韓国空軍のアドバイザーとして米人パイロットにより戦闘に参加した戦闘機。第二次大戦中P-51Dと呼ばれ大活躍した機種であったが、北朝鮮軍の新鋭ジェット戦闘機Mig-15の餌食となった。
キットはタミヤ製のP-51Dを使用し、デカールはアカデミー製のF-51Dを使用した。



第291話 F-51D Mustang 完成
私のコレクションに新しいレシプロ戦闘機が加わり3機目となりました。
朝鮮戦争当時、韓国空軍に所属していたF-51D Mustang です。


F-51Dは米空軍が陸軍航空隊から分離した1947年以降呼ばれるようになった機種名で、それ以前はP-51Dと呼ばれていました。
1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争では、独立したばかりの韓国軍は十分な装備を持っておらず、開戦直後一方的に北朝鮮軍の侵略を許してしまいました。
国連軍として参戦した米軍は、韓国空軍のアドバイザーという立場で戦闘に参加するようになり、今回製作した機体も米軍パイロットが操縦していたものです。

朝鮮戦争当時の韓国空軍は、米国から第二次世界大戦 後期 米陸軍航空隊に配属され、大戦果を上げたレシプロ戦闘機North American F-51D Mustang の提供を受けていました。 
これに対して北朝鮮軍はソビエトから提供を受けた最新鋭のジェット戦闘機Mig-15を実戦に投入しており、F-51Dを次々に撃墜していったそうです。
この為、米軍も急遽ジェット戦闘機(F-84,F-86)を投入して戦うことになり、史上初のジェット戦闘機同士の空中戦が行われるようになりました。ある意味F-51Dは歴史的転換点をもたらした機種といえます。


今回製作したキットはタミヤ製のP-51Dですが、デカールはアカデミー製のF-51Dのものを使用しています。
タミヤのキットは最高の出来と言って良いものですが、アカデミー製のデカールは発色が良いものの柔軟性と密着性に問題がありました。