第239話 舌きり雀


昨日テレビで「犬と私の10の約束」という本を書かれた人のインタビューを見ました。この中で雀をヒナから育てた話をしていました。
この中で雀はヒナの状態で目が見える様になったときに最初に見えたものを親と思うと話されていました。
この話を聞いたときに何年か前に家内と鎌倉の六地蔵というところにある刃物屋さんの前を通ったときにびっくりした事を思い出しました。
店の中でおじさんが座って刃物を研いていたのですが、その肩に雀とインコがとまっており、おじさんの周りを数羽の小鳥が遊び回っていました。
雀がおじさんの膝の上に乗ったりして、おじさんに甘えているように感じられ大変愛らしく感じました。
おじさんも少しもこの小鳥達を意識せず仕事に励んでおり、大変ほほえましく感動しました。
刃物と雀で思い出すのは、日本昔話の「舌きり雀」でイタズラ雀の舌をおばあさんがはさみで切ってしまう話で、欲張りおばあさんと優しいおじいさんが主人公であったと思います。
この刃物屋のおじさんは、きっと小鳥たちの優しいおじいさんなのかもしれません。


Kawasaki T-4の制作は、機体塗装の下地処理としてサフェーサーを吹き付けました。
通常サフェーサーを使用しないのですが今回の機体はBlue Impulseであり、艶のある機体になるため下地処理を行いました。
更にこのキットのデカールは淡いため下地色に負ける可能性があるため、ブルーに塗りその上に白のデカールを貼る部分については、あらかじめマスキングを行いました。
下の写真が現在の制作状況です。