作品186 Panavia Tornado IDS

Panavia Tornado IDS
イタリア空軍  ハセガワ  1/72
英、独、伊の3ヶ国で共同開発した多目的戦闘攻撃機


第177話 定年間近 その1
定年を迎える日が近づいてきました。
私は昭和22年( 1947年)9月9日生まれの為、来月9日が定年となります。一応3月末まで現在の業務を継続する事になっていますが給与は大幅にカットされます。
私は現在の会社に昭和45年( 1970年)春に入社し、それから30年間ある技術部に所属していました。
入社当時は、トランジスタを中心とした電子回路設計を行っていましたが、この中心となる技術がHTL-ICからCMOS -IC、TTL-ICと変わり、またカスタムLSIを開発し、これを中心に設計した回路へと変遷してきました。
昭和55年( 1980年)頃から8ビット・マイクロコンピュータi-8085を使用した回路設計を行い、これのソフト設計も手がけてきました。ソフトウェアといってもアセンブラ言語を使用したもので、コンピュータのアーキテクチャというものをハードイメージで理解し、この内部の動きを考えながら機能をソフトウェア化するというもので現在のソフトウェア技術では考えられないくらい幼稚なものでした。

NATO向けF-16の制作はオランダ空軍向け、イタリア空軍むけとも機体下部の塗装が終了しました。脚収納庫とエアーインテーク内部の塗装は、後日実施します。