作品183 Grumman F-14 A Tomcat

Grumman F-14 A Tomcat
イラン・イスラム共和国空軍  フジミ  1/72
米国以外で唯一運用・実戦投入されたF-14
イスラム革命前のイラン王朝時代にF-14の初期開発費を負担して79機を受領しており、イスラム革命後のイラン・イスラム共和国空軍としてイラン・イラク戦争に投入された。


第174話 イランのトムキャット 完成
イスラム革命後のイラン・イスラム共和国空軍のF-14Aが完成しました。
この機種はイスラム革命前のイラン王朝時代に米国から導入した物で、当時大変高価なこの機種を導入できたのは米国以外ではイランだけでした。イランはパーレビ王朝時代に豊富な石油資源から得た資金でF-14の開発費用も一部負担してこの機種を導入したそうです。
ところがイスラム革命後、イランは米国と対立するようになり、この機種の運用に必要な部品や装備の補給が無くなりましたが1980年に発生したイラン・イラク戦争F-14イラク側戦闘機を多数撃墜する活躍をしたそうです。現在も少数ではあるが運用されているようです。イラン・イラク戦争については、4月17日の79話で紹介しています。
このキットを組み立てる上で大きな問題は特段有りませんでした。唯一サイドワインダー用ミサイルランチャーの機体取付部形状に問題がある事を前日紹介しましたが、更にこのミサイルランチャーのパーツは、米軍が使用しているスパロー用ミサイルランチャーも下部に一体になっており、この部分については切り取る必要があります。この指示が組立説明書に一切無く、キットの外箱に絵で表示されているだけで不親切と思いました。
下の写真は主翼及び主翼前縁にあるグローブベーンを開いた状態です。