作品155 Fairchild A-10A Thunderbolt Ⅱ

Fairchild A-10A Thunderbolt Ⅱ
米空軍  ハセガワ  1/72
近接地上支援専門に開発された空飛ぶ砲兵といわれる機種。
セガワのキットとしては古い部類であり、全面的に筋彫りを追加した。この機種は過去に2回アップしているが塗装方法が異なる。



第144話 CF-188制作中 その3
デカール貼り作業になり、いきなり衝撃を受けました。
今回の機体の特徴と言える垂直尾翼外側のカラフルなメイプルを描いたデカールを最初に貼ることにしましたが、デカールをぬるま湯に浸すと短時間で用紙とデカールが浮いたまでは良かったのですが、このデカールの下地フィルムが大変厚く、逆に印刷が薄く透けておりステンドグラスのようでした。カラフルなデカールを貼る垂直尾翼の外側に白を塗る理由がこの為だと判りました。更にフィルムが大変厚いため、垂直尾翼表面の凹凸部分ではフィルムがなじまず、マークセッターだけでなくマークソフターを塗っても細かく割れてしまいました。更にデカールの寸法が垂直尾翼より若干小さく、全面をカバーできていないことも判りました。この為このデカールを使うことを諦め塗装を塗り直し米空軍仕様に替えようかと思った程です。
結局多少色違いが起きても割れてしまった部分やカバーできていない部分は色合わせをして筆塗りすることに決め、他の部分のデカールを貼りました。以降デカールにマークセッターを塗り十分な時間をおいてから拭き取る事で割れの発生を幾分抑えることができました。
デカールの割れ部分と足りない部分の手塗り作業は、よく見ないと判らない程度にすることができました。
下の写真は作業途中に垂直尾翼周辺を撮ったものです。