作品95 Mitsubishi F-2B, 作品96 F-16D

Mitsubishi F-2B
航空自衛隊  ハセガワ  1/72
F-1の後継機として一部米国と共同開発した支援戦闘機F-2の複座型の戦闘機で練習機としても使用。


General Dynamics F-16D Fighting Falcon
米空軍  ハセガワ  1/72
F-16Bのエンジン及びレーダー等が強化された改良型で垂直尾翼の付け根も広くなっている青森県三沢基地所属の所属機。



第86話 にたもの戦闘機
航空自衛隊が配備しているF-2は外観上の特徴がF-16に大変よく似ています。
航空自衛隊では1985年F-1の後継機種として日本独自の支援戦闘機の開発を目指してFS-Xプログラムを立ち上げました。当時の新聞に出ていた完成予想図はEURO FIGHTER 2000や中国のJ-10のような姿で垂直尾翼も2枚ある独創的な物だったと思います。
ところが2年後には政治的な配慮からなのか、米国の技術に頼らざるを得ない状況なのかいつのまにかF-16をベースに開発する事に変わってしまいました。
開発に苦労した方々は、違いを強調されると思いますが、結果的に外観上の違いはF-16F-2では風防の分割方法が違うくらいです。
当初計画した開発費の倍以上つぎ込んで開発したF-2ですが試作段階で幾つかの問題が発生し、量産機が納入されたのは予定より3年遅れた2000年になりました。既に新規の発注が無くなったことは、技術的な問題か政治的な問題があったのではないでしょうか?