作品91 A-6E Intruder, 作品92 S-3A Viking

Grumman A-6E Intruder
海兵隊  タミヤ  1/72
多くの爆弾を搭載して低空で侵攻する攻撃機として開発され1963年にA型が運用開始された。以降数々の派生型が生まれ1997年まで運用され大変息が長い機種として有名。
E型は機種下部にTRAMという目標探知複合センサーを装備している。


Lockheed S-3A Viking
米海軍  ハセガワ  1/72
米海軍初の空母搭載ジェット対潜哨戒機。潜水艦探知センサーは機体後部に収納されており、攻撃用爆雷や空対艦ミサイルも装備できる。


第83話 航空母艦搭載航空機 その1
航空母艦に搭載する航空機は離発着に必要な機能と性能が求められます。それ以外にも航空母艦内部の格納庫の大きさ及び格納庫と甲板を移動する為のエレベーターの面積からくる大きさの制約もあります。
このため、面積を小さくする為に本日紹介しているA-6Eの様に主翼を単純に折りたたむものから2月2日の作品5で紹介したE-2Cの様に主翼をねじった上で後方に折り込む複雑な構造の機種もあります。
更に本日紹介しているS-3Aの様に主翼を折りたたむだけでなく垂直尾翼も折りたたんで格納庫の高さ制限をクリアーしているものもあります。


このS-3Aはかなり昔に制作したもので、長い間の汚れがこびりついていたものを薄めた中性洗剤で落とそうとしたところ塗装も落ちてしまいました。そこでダメモトで作り直す事にし、塗装をすべて落として主翼垂直尾翼も改造したものです。
このような苦労をして制作した物は、完成したときに一段と愛着が増します。
このような形にキットを改造する為には、実機や写真を見てよくキットのどの部分をカットし再構築させるか良く検討して制作する必要があります。
タミヤ製のA-6Eは主翼が折りたためるキットになっているため特段苦労無しで制作できます。